2日後は1月17日、あの大震災の日です。
今年で丸19年目になります。早いものです。この時期になると当
時の事がついこの間のように思い出されます。
あの時、私は、電車が止まっていたので、西宮から、事務所のある
神戸のポートアイランドまで、阪急電車の車道の中を通って神戸ま
で歩いて行きました。水の入った大きなペットボトルと妻が作った
おにぎりを大きなリュックサックに詰めていたので、重くて困った
こと を思いだします。
神戸はまるで戦場のようでした。神戸の街の無残な様子を見て、声
も出ませんでした。ただ、ボーっと立ちつくすしかありませんでし
た。あちこちで大きな建物が倒れ、いたるところで火災が発生して
いました。余震が続き、今にもビルが倒れて来ないか、怖かったで
す。
やっと、事務所につけば、若い職員が、これから神戸は会議所はど
うなるのか心配そうに話していました。私も、その時は、神戸はし
ばらくは立ち直れないと思いました。それほどの大惨事でした。
しかし、神戸は わずか19年で見事に復興しました。今思えば奇跡
のようです。全国からの支援や関係者の必死の努力の賜です。感謝
しかありません。
神戸はこれから の大震災からの復興の経験を生かして、もっともっ
と、活気があって魅力的で美しい街と発展していくと思います。
皆さんも神戸のこれからを注目してください。
2014.1.15. 里山 歩樹