兵庫県には沢山の地場産業があることは以前のブログでも紹介しま
した。
今回は三木の金物と小野の家庭刃物を紹介します。
三木は金物の街として有名です。特に大工などの職人が使う、カン
ナ、ノミ、のこぎりなどの金物は有名です。毎年三木の金物市が開
催されますが、全国から多数の職人が訪れて賑わいます。
料理人が使う高級な包丁も、ほとんどは三木で作られています。プ
ロの職人が使用する道具ですので、一本、数十万円もする包丁もあ
ります。
これに対して小野の金物は家庭で使う刃物です。ハサミや、くわ、
スコップなどです。近年は、海外にも「播州刃物」としてPRし、
高い評価を得ているようです。
皆さんの家庭でも三木や小野の金物があるかも知れませんね。一度、
確かめて下さい。
日本の地場産業の多くは海外の安い製品に押されて苦戦しています
が、長い歴史をかけて培われた優れた地場産業はこれからも大切に
育てていきたいですね。
2014.6.5. 里山 歩樹