前日のブログで小野の金物の話をしましたが、肝心な事を言い忘れ
ました。
小野の地場産業は金物だけではありません。そろばんがあります。
皆さんはそろばんを使っていますか。今は、電卓があるのでそろば
んを使う事はなくなりましたが、昔は、読み書き、そろばんと言っ
て必要不可欠でした。このそろばんのほとんどは兵庫の小野市で作
られています。
私が子供のころは塾と言えば珠算塾でした。学校でも珠算は大切な
授業でした。今も珠算検定があります。一級や有段者になると、読
み上げ算、暗算等神業です。信じられないぐらいの計算能力です。
近年は海外でも、そろばんは注目されているようです。計算能力の
向上に効果があると評価されています。日本で使わなくなったそろ
ばんを海外の学校等に送っているようです。
小野では、そろばんの技術を活用して、様々な木製製品をつくって
いますが、そろばんは、日本の優れた伝統文化。技術として残して
欲しいですね。
皆さんも、もう一度、そろばんに挑戦しませんか。
老化防止にもよいようですよ。
2014.6.6. 里山 歩樹