今日は、朝からひさしぶりの雨となりました。
梅雨に入っても、今年は雨が少なくて、心配していました。神戸は
111年ぶりの少雨だとのこと、夏の渇水が心配です。わが家の水
道は猪名川の奥の一庫ダムから送られてきますが、今日会った人の
話では、水位が大きく下がっているとのことでした。
そのような状勢の下での今日の雨。まさに恵みの雨です。窓から外
の景色をみると、草木もひさしぶりの雨で喜んでいるように見えま
す。雨が降ると湿気が多く、気持ちも重く感じますが、やはり、梅
雨の時期はしと、しとと糸のような雨が降るのが風情が感じられて、
いいですね。
最近は、降る時は豪雨のような雨が降って、水害が発生したり、季
節外れに霰が降ったり、自然が荒々しくなったように感じます。天
候にも優しさ、風情が感じられなくなりました。昔からの日本らし
い穏かな季節感が薄くなったようで、残念です。
今日、タクシーから外を見ていると、小学生くらいの子供が二人、
雨の中をカラフルな傘をさして楽しそうに歩いている姿がありまし
た。ピンクと黄色の大きな傘をさし、後ろから眺めると、傘が歩い
ているようでほほえましかったです。梅雨の中の楽しい光景ですね。
大きな傘と長靴が並んで楽しそうに歩いていました。
梅雨の時期には、これからの夏、秋に備えてたっぷり降り、森の中
に十分な水分を保つことが、里山全体の生命の生態系を維持する為
に必要です。
しと、しと、ぴっちゃん、しと、ぴっちゃん、
雨、雨、降れ降れ、もっと降れ。
2014.7.3. 里山 歩樹