昨日、梅雨があけました。
今日は久しぶりのリハビリ。天気がよいのでいつもの通り、病院の
近くの田圃まで散歩しました。田圃の苗はどんどん成長して青々と
茂り生き生きと輝いていました。田圃の水はだいぶ少なくなってい
ます。
田圃の周囲を見ると竹の柵が立てられています。おそらくこれから
鳥よけのネットをかぶせるのだと思います。長く伸びた青々とした
稲を眺めていると、涼しい風がサーと流れてきました。近くの山か
ら吹いてきた風です。
冷たさが感じられる爽やかな風です。山から下りてきた風なので本
当に涼しいです。思わずその気持ちよさに、感嘆の声をあげてしま
いました。
そして、田圃を見ると稲が風に吹かれて一斉に風が流れる方向にな
びいています。まるで、海岸に打ち寄せる白い波のように風の吹く
方向に一斉に稲がなびいている姿が見えます。サー、サーと行った
り戻ったり、まるで生き物のように動く光景は綺麗でした。
しばらく眺めていると風の流れる姿が見えたように感じました。真
夏の晴天のもと、田圃の青々と茂った苗が風に吹かれて揺れる風景
はまさに夏のふるさとの風物詩ですね。その美しさに暑さも忘れま
す。
リハビリの辛さも消えてしまいました。
田圃の稲の上をトンボが気持ちよさそうに風に乗って飛んでいまし
た。
2014.7.22. 里山 歩樹