一昨日、伯父の通夜に行きました。
伯父は、早く父を亡くした私にとって父親代わりでしたので残念で
す。通夜の席で何十年ぶりに伯父の娘さんに会いました。従妹に会
うのは彼女の結婚式以来です。
会うなり「お兄ちゃん、よく来てくれました。嬉しいです。会いた
かったです。」と言って手を差し伸べてくれました。その後も「兄
ちゃん」「兄ちゃん」と呼んでくれます。私は、兄弟からは「兄貴」
と呼ばれ、他の従兄殻は「○○兄さん」「○○さん」とよばれるの
が普通でした。
従妹が幼い時、よくあそんだ記憶がありますが、その時は「お兄ちゃ
ん、兄ちゃん」と言ってくれていました。何十年ぶりかで従妹にお
兄ちゃんと言われて、一気に昔に帰ったようです。あの時子供であ
った従妹もいまは、鮨屋の女将として活躍しています。話し方や笑
顔は昔のままです。
勿論、年齢はそこそこになっているはずです。神戸の新長田の商店
街で鮨屋を夫婦で営業しており、主人と一緒に通夜にきていました。
その従妹から、十数年ぶりにお兄ちゃんと言われて、何故か子供の
時に帰ったような気持ちになりました。
後期高齢者に近い年になって、急に若返ったようです。「そうか、
お兄ちゃんか、まだまだ、がんばらないといけないな。」そんな気
持ちになり、大変、嬉しかったです。
そうか、お兄ちゃんか。
まだまだこれからだな。
2014.10.7. 里山 歩樹