ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【神戸通信】―灘の清酒で乾杯

寒くなり、日本酒の美味しい季節になりました。

 

みなさんは日本酒は飲まれますか。寒くなると癇が、身体が温まっ

て美味しいですね。神戸は日本酒のメッカ。灘の酒は日本酒の3割

を占めています。近年は和食ブームで海外でも日本酒の輸出が増え

ています。しかし、肝心の国内の日本酒の消費が長期にわたって減

少しています。

 

そこで日本酒の消費を喚起するため、全国の日本酒生産地で数年前

から「地元の御酒で乾杯する条例」が制定されています。日本酒の

メッカの神戸でも先般「乾杯条例」が出来たようです。これを機会

に灘の清酒のよさが再認識されるといいですね。

 

しかし、私は何故か釈然としません。神戸では早くからパーティ等

では日本酒で乾杯するのが当たり前になっていました。清酒は最も

古い地場産業です。その地場産業を振興するため。神戸商工会議所

では歴代の会頭は必ず灘の清酒で乾杯の発声をしていました。条例

で定めるまでもなく、当たり前のこととして定着していました。

 

いまさら、条例で定めるまでもないというのが私の印象です。日本

は、何事も法律や行政の規則で物事を進めようとする傾向がありま

す。私はあまりなんでも行政に頼る精神が気に入りません。日本は

自由主義の国です。飲食まで行政にあれこれ指示されるのは嫌です

ね。

 

日本酒を愛飲する運動を進めることには賛成ですが、法律で規制す

るのはどうですかね。みなさんはどのように感じられますか。私は、

なんでも人に指示されるのが嫌いな性格 なので、乾杯の条例化は

あまり納得しません。

 

みなさんの御意見はどうでしょうか。

 

ま、あまり難しいことは云わず、美味しい灘のお酒を飲みましょう。


2014.10.24. 里山 歩樹