今日も朝から冷たい雨が降っています。
また雨かと文句を言いたくなりますが自然には逆らえませんね。自
然にもそれなりの理由があって雨を降らしているのです。文句を言
っている間に今年の一月も今日を含めてあと二日で終わります。も
うすぐ２月です。２月になってもまだまだ寒い日が続くと思います。
以前は２月に雪がよく積もったことを覚えています。それでも、２
月に入ると、里山や野原の草木が春の訪れを感じ、新芽を出すよう
になります。雪の下からフキノトウ、ワラビ、ゼンマイなどの山菜
が芽を出してきます。冬に枝が散って丸裸になった木々の枝にも無
数の新芽がでて日々膨らんでいきます。
私は里山を歩くのが大好きで、２月になると待ちかねたように近く
の里山に出掛けました。休みの日は毎週、リュックサックを背負っ
て里山に出掛けました。山はまだ寒いですが、その冷たい空気が心
地よく感じます。
静かな林の中からはいろいろな小鳥のさえずりが聞こえてきます。
谷川を流れるせせらぎの「チリ、チリ」という綺麗な音が心を癒し
てくれます。思わず、深呼吸がしたくなり、冷たい新鮮な空気を大
きく吸い込むと体中に新鮮な空気が浸透して生き返ったような爽快
な気持ちになります。日頃の雑事も頭の中ら消え去って頭が真っ白
になって晴ればれとした気分になります。
雪が残った土からはよく見るといろいろな山菜が春を待ちわびて小
さな可愛い芽を出しています。早春の山菜は柔らかくて美味しいで
す。私は近くの里山によく山菜採りに行きました。私は山菜がどこ
に生えているかよく知っていましたので面白いように取れました。
特に蕨がよく取れました。
ワラビの味噌汁はおいしいですよ。母も好物で私が山からワラビを
たくさん取ってくると喜んでくれた思い出があります。「わー、た
くさんとれたね」と喜んでくれた母の笑顔が思い出されます。山吹
もおいしいですね。
我が家の竹藪では春になると竹の子がたくさんとれます。子ども達
を連れてタケノコ採りにもいきました。家内や子供はタケノコ採り
は初めてなので本当にうれしそうにしていました。竹の子を子供の
リュックサックに入れて帰ったことが昨日のことのようにおもいだ
されます。
早春の里山は生命の息吹が一杯に感じられ、山歩きでは最高の季節
です。まだ空気が冷たい森の中で小鳥のさえずりを聞きながら食べ
るお握りやビールは本当に上手いですよ。
皆さんも早春の里山に出掛けませんか。残雪や霜柱の上をサクサク
と音をさせながら歩くのは気分が好いですよ。私の故郷・能勢の里
山歩きをお勧めします。六甲山もいいですね。六甲の森林公園や牧
場も楽しいですよ。私も、また、家族で行きたいですね。
これからは絶好の里山歩きのシーズンです。
皆さん、里山に行きましょう。
２０１５．１．３０． 里山 歩樹
