ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】―チューリップの思い出

 

淡路で「花博2015花みどりフェア」が開幕しました。

 

メイン会場の淡路夢舞台ではチューリップの花が開花し始めたよう

です。淡路はチューリップの国有数の一大産地です。私は2000

年のジャパンフローラの時に何度か見学に行きましたが広い敷地に

黄色や赤、緑のチューリップがそよ風に吹かれて揺れている光景は

綺麗で感激した想い出があります。

 

今年の花博はジャパンフローラ15周年を記念して淡路全土で開催

されるようです。5月までの2か月の間に全国から500万人の来

場が見込まれています。花博は亡き貝原知事が淡路の活性化の為に、

関西国際空港の土取り跡地を会場に開催されたのが始まりです。貝

原さんは淡路を「花とミルクとオレンジの島」として内外にアピー

ルしたいと考えられていました。

 

私も花博で淡路に行って淡路が花の島である事、チューリップの産

地であることを知りました。その時からチューリップの花が好きに

なりました。チューリップの花びらのカラフルな色がとてもきれい

です。パステルカラーの透明感の鮮やかな色が素晴らしいですね。

 

チューリップを見ると、以前、九州のオランダ村に旅行に行ったこ

とを思い出します。キューリップの原産地はオランダです。パーク

のいたるところに見事なチューリップが咲いており、さすがに本場

のチューリップはすごいと感動しました。

 

チューリップは亡き母好きな花でした。毎年、球根を植える時期に

なると園芸店に球根を買いに行くのを楽しみにしていました。毎年、

100個近く球根を買ってきて、自宅の庭に楽しそうに植えていま

した。「この球根からはどんな色の花が咲いてくれるかなー」と独

り言を言いながら嬉しそうに植えていた姿が思い出されます。

 

花が咲くまでは毎日庭に出て肥しをやったり、水をかけたりして世

話をしていました。花を育てるのは母の最大の楽しみでした。チュー

リップの花が咲くと小さな子供のように「可愛い、綺麗」と言って

大喜びです。今は家内が庭の植木鉢に球根を植えてくれています。

 

昨年咲いた後のそのままにしておいたので今年は芽が出ないかなと

思っていましたが春になるとしっかり芽を出してきて、家内は「何

もしないのに芽を出してきて花はすごいね」と感激しています。さ

て、これから何色のチューリップが咲いてくれるか楽しみです。

 

チューリップの花が咲いたら母に「今年も咲いたよ」と言って供え

ましょう。

 

母も喜ぶでしょう。

 

2015.3.21. 里山 歩樹