ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】―神戸の都心の街づくりーその3

神戸三宮の新しい都市開発については神戸の魅力を生かした回遊性

のある街づくりをすることについては大方の合意が得られているよ

うです。

 

私も、歩いて楽しい街づくりを進めてほしいと思います。その為に

は、歩きやすい環境の整備とともに街が楽しく、魅力がなければな

りません。楽しくなければ神戸の街に行こうとは思いません。都心

の活性化には、交通のアクセスの改善や歩道の整備などと合わせて、

街の楽しさ、魅力アップが不可欠です。

 

神戸の街は六甲山と海に囲まれ自然豊かな環境に恵まれています。

国際色溢れる街の雰囲気も神戸の魅力です。坂のある街並みも魅力

です。このような神戸が持っている魅力をさらに磨いていく事が大

事です。その為には歴史的な建物や文化を今後も大切にしていく必

要があります。神戸は街の中の街路樹が日本で一番多い街であると

聞いた事がありますが、外国の都市に比べるとまだまだ、緑が少な

いように思います。

 

もっともっと、市街地の緑を増やして、神戸の都心を「森の都」に

してほしいですね。私はヨーロッパの街に出かけて感動したのは街

の中にカラフルな花があちこちに咲いて街全体が明るく華やかに見

えた事です。その時、日本の街には花が少なく華やかさに乏しいと

感じました。そこで私は神戸の経済団体に勤めていた時、神戸の街

に花を増やす「花溢れる街・神戸」運動を展開したことがあります。

そのキャッチフレーズは「窓辺に一輪の花を」です。

 

神戸の街を四季折々の綺麗な花が溢れる美しい街にしましょうと会

員企業に呼びかけました。すると予想以上におおくの企業から賛同

を頂きました。呼びかけに応えて事務所や店、ビルの玄関に花を植

える企業が増えてきました。商店街でも通路に花を植えるところが

増えてきました。その時から、「さんちか」や三宮センター街

町商店街でも季節になれば花を植えるようになったと思います。企

業の中には会社の花「社花」を決めたところもあります。

 

この運動をしてから、神戸の街中に花が増えて、街が華やかになっ

たように感じました。マスコミも注目して記事に取り上げてくれま

した。最初は、花を植えたり、育てたりするのは費用と手間がかか

るので、企業から反発されるのではないかと心配しましたが、予想

以上に高く評価されて感激しました。

 

私たちが街に出かけていく楽しみは、オシャレな店でショッピング

をする、美味しい料理を食べること、そして綺麗な街並みや景観を

見て楽しむことです。神戸の都心の街中に四季折々の綺麗な花がい

たるところで咲いていて、それを見ながら、ゆっくり散歩を楽しん

だり、テラスでコーヒーを飲みながら街の様子を眺めたり。このよ

うにのんびりと神戸の都心で楽しい時間を過ごす事が出来るといい

ですね。

 

ヨーロッパでは町挙げて花の園芸に取り組むコンクールがあり、優

勝した町にはヨーロッパ全体から観光客が押し寄せるそうです。園

芸の花が観光の最大の目玉になっています。神戸も都心の街を花で

一杯にして観光客を誘致しませんか。神戸の市民、企業、行政が力

を合わせて「花溢れる街・神戸」運動を展開して神戸の都心を「緑

と花の都」に整備したらどうでしょうか。

 

神戸の都心を、歩いて、買って、食べて、見て楽しい街にぜひ、し

ましょう。

 

皆さんはどのようにお考えですか。

 

2015.4.17. 里山 歩樹