ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―七夕の思い出

今日は、午前中、晴れていたが、午後になると曇り空になった。

 

良い天気は長く続かない。仕方がない。これが梅雨の天気だ。窓を

開けて庭の植木を見ると緑の葉が雨粒で濡れて、久しぶりの日差し

に光って見える。恵みの雨も毎日続くと庭の樹木や草花も太陽の日

差しがほしくなるだろう。最近は、カラッと晴れる日がない。湿度

が高くて、ダルしんどい。体が重く感じる。カラとした夏空になる

のはいつごろか。待ち遠しい。七夕が近付いてきた。

 

先日、病院に行くと、患者さんが作った七夕の飾りが窓に貼ってあっ

た。子供の頃の事を思い出す。近くの竹やぶに枝ぶりの良い竹を切

りに行った。家に持って帰って色とりどりの飾りを竹に吊るした。

勿論、短冊には願いをかいて吊るした。願いはたいてい「野球選手

になれますように」だ。

 

私達が子供の頃はスポーツと言えば野球であった。「卵焼き、大鵬

巨人」の時代だ。サッカーは私達の頃は誰もしなかった。男の子は

誰もがプロ野球の選手にあこがれた。私も巨人ファンで、長嶋選手

の大ファンだった。作った七夕は玄関に飾った。大きな七夕が自慢

だった。

 

学校でも授業で大きな七夕を作った。皆で願いを書いた短冊を見せ

あって飾りをつけた。教室の天井まで届く大きな七夕が出来た。七

夕の時は夜、外に出て夜空に輝く天の川を探した。真っ暗な夜空に

無数の星が輝いている。綺麗な光景に見とれていた。

 

子供の頃は夜になると辺りは真っ暗になる。空気も澄み切っている。

天井の無数の星が今にも落ちてくるように輝いて見えた。天の川も

見る事が出来た。眺めながら学校で聞いた天の川の物語を思い浮か

べる。物語が本当の話のように感じられた。空に光っている無数の

星が、なぜ、あのような光を出すのか不思議でならなかった。

 

しかも、その光が何百万年も前の光だと聞かされてびっくりだ。私

はどこかに宇宙船が飛んでいないか本気になって探した。宇宙の神

秘に感動し、圧倒された。一時は天文学者になりたいと思ったこと

もある。今は、夜でも周囲が明るくて、空気も濁っているのか、夜、

空を眺めても見ることが出来る星はわずかだ。まして、天の川など

見る事は出来ない。

 

いつか、旅行で山の中に宿泊した時に夜空を眺めて無数に輝く星に

感激したことがあった。子ども頃に見た夜空がそこにあった。夜空

を見ていると、日ごろのこまごました事がばからしくなってくる。

空の星は何億年も変わらずに存在している。私達が今見ている同じ

星を何十万年前の人類の祖先が眺めていたと考えると不思議な気分

 になる。

 

しかも、宇宙は今も膨張しているらしい。宇宙には太陽と同じよう

な恒星が無数にある。それらが集って天の川になっている。私の頭

では理解不能だ。どうしてそのよう事が分かるのか不思議だ。七夕

の事をおもいだして、改めて宇宙の神秘、不思議を感じた。皆さん

は七夕にどんな思い出がありますか。

 

これを機会に宇宙の神秘に思いを馳せるのもいいですよ。

久しぶりに夜空を眺めてみましょう。

 

2015.6.20. 里山 歩樹