ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―今日のリハビリ日誌

今日は朝から青空が広がっている。

 

真夏のような天気だ。日差しがきつい。見るからに暑そうだ。外に

出るのが怖くなる様な天気だ。暑い。それでも、今日はリハビリが

ある。休むわけにはいかない。リハビリはこれまで一度も休んだこ

とはない。皆勤だ。時々、休みたいときもあるが、一度休むと癖に

なると思って頑張っている。これも家族の応援の御蔭だ。

 

いつものようにタクシーで出かけた。玄関を出ると真夏のような強

い日差しが襲ってくる。思わず「暑い!」と呟く。強い日差しで道

路が光っている。見るからに暑そうだ。自動車の中は空調がきいて

いるので、ほっとする。

 

近所の家の屋根も強い光で光っている。街路樹も光っている。道を

歩いている人も誰のもが暑そうにしている。日傘や帽子を被ってい

る。皆さん、完全に夏服だ。強い日差しを避けるように足早に歩い

ている。遠くの山や周囲の風景が真夏の風景だ。いよいよ、夏本番

か。

 

病院に着くとリハビリ室まで杖を使わずに歩いて行ったが、いつも

より疲れる感じがした。週初めのリハビリはいつも疲れる。体は正

直だ。少し休むと、慣れるまでしんどい。マッサージで体をほぐし

てから、外に散歩に出かけた。かんかん照りだ。日差しが眩しい。

風が少しあるのは助かる。日除けの帽子を被って、坂のある道を歩

いて行った。

 

いつもより坂がきつく感じる。余計な力が体全体に入って足が前に

出ない。何度か躓きそうになる。汗が滲んでくる。暑い。ようやく

田圃に着いて周囲の風景を眺める。田圃の苗がまた伸びている。水

田に整然と並んだ苗の緑が奇麗だ。見ていると、暑さも忘れて少し

涼しくなったように感じるから不思議だ。

 

田圃の近くまで行くと、高齢の女性の患者さんが先生と一緒に散歩

に来て椅子に座って、田圃の風景を眺めていた。近くにある山を眺

めると、山の木々が一段と大きくなって鬱蒼と茂っている。山の景

色が見るたびに変化していく。緑がどんどん多くなり、緑の色がま

すます、鮮やかになって行く。どんどん、夏の景色に変わっていく。

風景の移り変わりを眺めるのは楽しいものだ。

 

水田の中にはたくさんのオタマジャクシが泳いでいる。よく見ると、

あんなに小さかったオタマジャクシもいつの間にか大きくなってい

る。元気に水田の中を素早く泳ぎ回っている姿が見える。もう少し

すると足が出てくるであろう。

 

水田の緑が一段と綺麗だ。トンボが水田の上をのんびりと飛んでい

る。棚田の景色を眺めていると、そこだけは時間が止まったように

感じる。のどかな、癒される風景だ。今日は蛙の鳴き声は聞こえて

こない。遠くからカラスの鳴き声だけが聞こえてくる。小鳥の囀り

も聞こえてこない。あまりの暑さに小鳥も森の中に隠れているのか。

 

暑いので、今日はあまり無理をしないで、病院に引き返した。もう、

背中は汗だくだ。二階のリハビリ室まで階段を上っていくと、汗が

流れてくる。私があまりに「暑い、暑い」と言うので、先生がうち

わであおいでくれた。冷たいタオルを持ってきていただいた。タオ

ルで汗をぬぐうと少し落ち着いた。

 

二階の窓から外の景色を眺めながらの手のリハビリ。山のあざやか

な緑が目に浸みる。夏の景色が美しい。病室のべランダの植木鉢に

植えてある草花も夏の花だ。

 

汗をかきながらの今日のリハビリ。週初めのリハビリは疲れる。リ

ハビリの時間が終わるとホッとする。血圧は上は109、下は60。

正常だ。病院を出るころには雲が出てきた。

 

かんかん照りの夏の天気は早くも崩れてきそうだ。

 

梅雨だから仕方がない。

 

2015.6.23. 里山 歩樹