今日は七夕の日なのに朝から雨が降っています。
気温は低いが、ジメジメして鬱陶しい。体が重く感じる。嫌な天気
です。気が重い。今日は七夕の日です。神戸の商店街などでは七夕
の笹飾りが賑やかに飾られているようです。日本の夏の風物詩です
ね。笹飾りを見ると夏がやってきたと感じます。何故か郷愁を感じ
ますね。良い物です。
今は家庭では笹飾りはしなくなりました。私が子供の頃は、必ず、
近くの竹やぶに行って笹を切って来て家で笹飾りをしたものです。
勿論、短冊には願い事を書きました。笹飾りは、七夕が終われば、
近くの川に流しに行きました。流れていく笹に向かって、願いが叶
うように手を合わせて祈りました。流れていく笹を見ると何故か切
ない思いがしたことを憶えています。笹流し、風情がありましたね。
今は、笹を川に流すのは禁じられているようです。七夕が終われば
家庭ごみとして捨てられます。味気ないですね。折角の日本の伝統
行事なのに残念です。想いを込めた短冊が家庭ごみとして捨てられ
ると思うとガッカリします。今は、全てに合理性が優先され味気な
くなりました。日本の伝統的なロマンの感じさせる行事も風情が感
じられなくなりました。
今年の七夕はあいにくの雨で天の川は見えそうにありません。天の
川のデートは残念ながらお預けですね。子供の頃に観た夜空に輝く
天の川の美しさには感動しました。七夕の日は夜を待って夜空を
じ～と眺めたものです。あまり長く見ていたので首が痛くなった事
を憶えています。残念ながら、今年の七夕は雨。デートは来年まで
お預けですね。
今日はリハビリの日ですが、あまり気乗りがしません。でも休むわ
けにはいきません。薄暗くて嫌な天気です。自動車に乗って病院に
行く事にしました。車の窓から遠くの方を見ると、雨が降る中に深
緑の山が重なって見えます。山、また山、山です。深緑の山々を眺
めていると、少し気持ちが楽になりました。
緑豊かな山の姿を眺めていると山頭火の詩が思い浮かびました。
「分け入れど、分け入れど、青い山、山があれば山を見る。雨が降
れば、雨を聴く」、いつ聞いても素晴らしい詩です。情景が浮かん
できます。
病院では、マッサージをして貰った後、雨で外には行けませんので、
病院の中を歩くことしました。初めて６階に上がってそこからの景
色を見に行きました。そこからは病院の周りの景色がよく見えます。
いつも散歩に行っている田圃の風景もよく見えました。子供の頃に
よく行った、古い村の風景に見えます。何か懐かしい思いがしまし
た。
山の方を見ると緑の山々が見えます。綺麗な風景でした。上からの
風景を眺めていると子供も頃に見た景色が蘇ってきました。懐かし
景色です。６階に登ってこんな景色が見えるとは思いませんでした。
上から眺めると昔みた景色が残っています。何となく嬉しさがこみ
あげてきました。病院の中をウロウロと歩くのも新たな発見があっ
て楽しかったです。
今日は２階の「ＯＴ室」で手のリハビリをしました。２階の部屋か
らも外の景色がよく見えます。ベランダのプランターにはさまざま
な花や野菜が植えられています。朝顔の花が雨に濡れてキレイに見
えました。薄紫の朝顔の花でしたが、昼になるとピンク色に変わる
ようです。今日は雨に濡れて特に美しく見えました。キュウリの葉
っぱと蔓がどんどん大きくなっています。そのうちに立派な実がな
ることでしょう。楽しみです。
外を見ると雨が烈しく降っています。先生と患者さんが「台風が三
つも来ているようだ」と話をしていました。もう、台風の季節です
か。時間が速く流れるように感じます。光陰矢の如しとはよく言っ
たものです。
七夕の日の雨の中での今日のリハビリでした。血圧は上が１１２、
下が６５でした。今週初めてのリハビリが無事に終わってやれやれ
です。雨の中を家に帰りました。
家に帰れば疲れてすぐ寝てしまいました。
いつものことながら、週初めのリハビリは疲れます。
２０１５．７．７． 里山 歩樹
