ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】-植木屋さんが植木の散髪にきました

今日も暑いです。

 

外はカンカン照りです。きつい日射しが窓から入ってきます。部屋

の中の気温もどんどん上がっていきます。汗が吹きだしてきます。

シャツは汗でびしょびしょです。咽喉が乾くので冷たい水を度々飲

んでいますが、テーブルに置いておくとすぐに温かくなっています。

 

神戸では気温が38度を超えたとのことです。体温より暑いですね。

もう笑うよりありませんね。酷暑です。暫くはこのような猛烈な暑

さが続くようです。夏だから仕方がありません。先日、炎天下の中

をリハビリで散歩をして、汗だくになって「暑い、暑い、」と文句

を言いながら坂道を歩いていると、リハビリの先生が「夏の醍醐味

ですね」と言って笑っていました。

 

こちらは、もう、暑くてへとへとなのに、少しムカッとしましたが、

思いだすと、子供の頃は、暑くなるほど喜んでいましたね。夏の暑

さを楽しんでいました。汗をダラダラ流しながら、野山を遊び回っ

ていました。夏の醍醐味でした。態々、昼の一番暑い事を選んで外

に遊びに出かけました。母からは「夕方になってから出かけるよう

に」と言われましたが。

 

私は、真昼間の一番暑い時間帯に出かけて行きました。それが夏の

醍醐味でした。気温がぐんぐん上がって暑くなるほど楽しかった記

憶があります。あのころは疲れを知りませんでした。暑い中を自然

と戯れて遊ぶのが楽しくてなりませんでした。盆が過ぎて、少し涼

しくなると夏休みも少なくなってきて、なんとなく、寂しさを覚え

ました。暑い夏がいつまでも続く事を願っていました。

 

今日は、植木屋さんが庭の植木の剪定にやって来ました。毎年、こ

の時期になると来てくれます。庭の植木も春から枝葉がよく伸びて

います。そのせいで少し庭が暗くなっていました。植木屋さんは母

が元気なころからお世話になっており、時期が来ると何も言わなく

ても剪定や薬撒き、肥し入れに定期的にやってきてくれます。

 

我が家の庭は狭い庭ですが、母が自分の好きなように庭づくりをし

てもらい、好きな樹を選んで植木にしたものです。広くはないです

ですが、松の木が二本、形のよい槇の木が一本、背の高いヒマラヤ

杉が一本あります。ヒマラヤ杉は私が気にいって植えてもらいまし

た。その他には小さな梅の木、椿、山茶花、南天、ヒラド、サツキ、

千両、万両、などがあります。

 

また、母が好きだった草花も植わっています。母は植木や花の世話

が趣味でしたので、暑い夏でも、毎日、庭に出て、水を撒いたり、

雑草を抜いたりしていました。松の木は機械で切る事は出来ません。

全部、手作業ですので手間がかかります。今日も若い職人さんが二

人で剪定をしていました。暑い中を、朝の9時から夕方5時ごろま

でかかっていました。

 

窓から外を見ると、植木が綺麗に散髪されて、すっきりした姿にな

っていました。職人の技ですね。庭が、少し明るくなったように感

じました。母も喜んでいる事でしょう。窓から外の景色がよく見え

るようになりました。

 

家内が気にしていたアジサイの枝も綺麗に切ってありました。これ

で来年も綺麗な花を咲かせくれるでしょう。玄関の松の木もさっぱ

りとした姿になっています。これで、いつでもお盆を迎える事がで

きます。

 

私は、退職したら植木の勉強をして植木屋職人になりたいと思った

ときもありました。植木職人は憧れでした。昔は植木の世話は、

夫々、家の男がしていたものです。叔父が庭の植木の散髪をしてい

る姿を覚えています。自分のいつかは松の木の散髪をしたいと憧れ

ていました。庭の植木も一年ぶりに綺麗に散髪をしてもらって、さっ

ぱりした事でしょう。

 

散髪をしてもらい、その後で、冷たい水をたっぷり撒いてもらって、

このところの猛暑でぐったりしていた植木にも元気が出たように見

えます。

 

20155.8.3. 里山 歩樹