ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】―神戸の美味しい水

 

今日も夕立が降りました。

 

3日連続の雨です。降るときは降るものですね。今日は朝のうちは、

真っ青な空が広がっていました。真夏の空でした。強い日射しがジ

リジリと容赦なく照り付けていました。まだまだ暑くて、夏真っ盛

りです。

 

ところが、暦の上では今日は、立秋のようです。夏真っ盛りでとて

も秋が近いようには感じられませんが、3日連続で夕立があったと

いうことは、季節がすこしずつ移って行っているのでしょうか。今

日の夕立も猛烈な雨でした。

 

午後になって雲が広がってきて、雨が降りそうだと思っていたら、

急に「ゴロ。ゴロ、ゴー、ゴー」と大きな雷の音が聞こえてきまし

た。すると、突然、猛烈な雨が降りだしました。集中豪雨です。猛

烈な雨がガラス戸を「バチ、バチ」と打ち付けます。風も出てきて

激しく道路や屋根を打ち付けます。「ザー、ザー」という激しい雨

の音が聞こえて来ます。幸い、2時間ほどで小雨になりました。

 

今日は、神戸では、「みなとこうべ海上花火大会」が開催される日

です。雨が降っては困ります。神戸の夏の恒例のイベントです。花

火大会は夕方からなので、それまでには雨も止むでしょう。総数、

10000発以上の壮大な花火大会です。毎年、大勢の人が楽しみ

にしています。この日は神戸の街は沢山の人で賑わいます。この夏

最大の神戸のイベントです。神戸の夜空に輝く花火は綺麗ですよ。

 

今日の神戸新聞を読んでいると「神戸ウォーター」の記事が出てい

ました。神戸というと今では「神戸ビーフ」が世界的に有名ですが、

昔は外国船の船乗りの間では「神戸ウォーター」が有名でした。

 

長い航海では水は欠かせない必需品です。ところが、普通の水は長

い航海の間に腐ってしまいます。しかし、神戸で補給した水は暑い

赤道を越えても腐らないと言われ、船乗りの間では大切にされてい

ました。

 

神戸ウォーターは六甲山山麓から湧き出る水です。多くの外国船が

神戸の水「神戸ウォーター」を求めて神戸港に寄港しました。六甲

山から湧き出る水は、カルシウムやマグネシウムを多く含んだミネ

ラルが多い水です。六甲山の水は硬水と軟水の中間の水で飲みやす

くて美味しい水として外国人には喜ばれたようです。

 

この六甲の山から湧き水は、「宮水」として、日本一のお酒の産地

灘の酒」の生産に使われています。灘の酒は、兵庫で育てられた

酒米山田錦」と六甲山から湧き出る「宮水」と杜氏の技が融合し

て生まれた酒です。

 

今日の新聞によると阪神電鉄が神戸の企業と連携して六甲山から湧

き出た神戸の水を「神戸ウォーター 六甲布引の水」のブランド名

で製品化して全国に売り出すようです。布引というのは六甲山にあ

る「布引の滝」の事で、神戸市民にはよく知られています。綺麗な

滝です。布引のサイダーも有名です。

 

布引の水は、コーヒーを作ったり、水割りでウイスキーを飲んだり

すると美味しいと言われています。有名な外国の水「エビアン」の

ように「神戸ウォーター」が世界で飲まれるようになるといいです

ね。神戸ビーフや灘の酒とともに神戸の特産品として今後、世界に

広く輸出される事を期待したいです。

 

皆さんも、これからはぜひ、六甲山からの湧き水「神戸ウォーター」

をご賞味下さい。暑い夏に冷して飲む「神戸ウォーター」の味は最

高ですよ。神戸ウォーターで作った氷でオンザロックにして灘の酒

を飲むのもいいですよ。

 

最近は、灘の酒をオンザロックで飲むのが流行っているようです。

皆さんもいかがですか。

 

2015.8.8. 里山 歩樹