ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―シンガポールに行ってきました―その2

私達家族が宿泊したホテルは「リッツカールトン」でした。

 

32階建ての高層ホテルです。私達は27階の二部屋に泊まりまし

た。家内と私、娘と義母が二部屋に分かれて宿泊しました。広い部

屋でビックリしました。ベッド、バス、シャワールーム、トイレ。

洗面所、全てが広くてキングサイズです。ベッドも広くて四人が一

緒でも十分泊まれます。大き過ぎて、日本人の私達にはかえって使

いにくいです。風呂は高くて広くて、義母は、風呂で溺れそうだと

言っていました。

 

特にベッドの高くて広いのにはビックリしました。ベッドに上がる

のに、苦労しました。ベッドのソファが二重になっていて一人では

ベッドに上がる事ができません。私と義母は妻と娘に手伝ってもらっ

てベッドに上がりました。ベッドに座っても足が床に届きません。

寝ていてもベッドから落ちないか不安でした。

 

一番、困ったのは、広いトイレやシャワールームにも、普通はある

手摺が一つもない事でした。バスにも手すりがありません。手で支

えようとしても壁しかありません。トイレや洗面所の床は大理石の

ような石です。滑りそうで怖かったです。さすがに五つ星のホテル

で設備は広くて立派ですが、日本のホテルのようなきめ細やかさに

は欠けると思いました。高齢者や障害者の人は苦労されると感じま

した。

 

その代わり、サービスは完璧です。従業員の人は全て、親切で、優

しい人ばかりでした。ホテルの部屋からはシンガポールの街が一望

できます。窓は一枚ガラスで広くて、窓から見る景色は最高でした。

朝の5時ごろには、窓から、大きな赤い太陽が昇るのが見ることが

出来て、素晴らしい景色だったようです。私は、その時間は寝てい

て気がつきませんでしたが娘と義母は真っ赤な大きな太陽が真横に

昇るのを見て感激したと言っていました。

 

朝食は8時ごろに「クラブラウンジ」に行って食べました。ドリン

クは全て揃っています。私達は、最初にシャンパンを頼みました。

美味しいシャンペンです。その後はワインを注文しました。赤の白

の美味しいワインです。あまりに美味しいので、つい、飲み過ぎて

しまいます。

 

料理の内容も豊富で、美味しいです。家内と娘が食べきれないくら

い運んでくれました。美味しいのでいくらでも食べることが出来ま

す。デザートのスイーツや果物も沢山あって、どれを食べようか迷

いました。牛乳も美味しい牛乳でした。ビールも飲みました。シン

ガポールのビールである「タイガー」を試しに飲んでみました。日

本のビールと味はあまりかわりません。

 

食事の後は、シンガポールの観光名所の「マーライオン」を見に行

きました。ホテルで聞くと、タクシーを降りるとすぐ近くにあると

言う事なので、近くなら歩いても行けると思って、車椅子を持たず

に出かけました。それが間違いでした。

 

車を降りて、歩いて行っても「マーライオン」ははるか先です。健

康な人の足ではすぐの距離でも高齢者などには長い距離です。娘が

タクシーを探そうといてくれましたが、マーライオンの周辺は車が

入れないようです。仕方がないので、杖をつきながら歩きました。

 

暫くすると「マー^ライオン」が口から水を出している光景が見え

ました。やれやれです。ここで記念写真を撮りました。出来る事な

ら、ここから、船に乗って、海からマーライオンを観たかったので

すが、もう体力は残っていません。どこか座る事ができる椅子がな

いか探しましたが、どこにも座ることが出来るところはありません。

 

体力は残っていませんが、元のタクシー乗り場まで歩いて行くしか

ありません。距離は200メーター以上あります。階段もあります。

しかし、歩くしかありません。義母も杖を持って頑張って歩いてく

れました。ようやく、タクシー乗り場に着くと、もうへとへとでし

た。バリアフリーの街も観光地までは行き届いていないと感じまし

た。どこかに座る場所があれば、高齢者は助かるのに思いました。

 

マーライオンは観光パンフレットに載っているマーライオンのほか

に小さなマーライオンがあります。家内は大きなマーライオンの横

に小さなマーライオンがあるのを見たようですが、私は歩くのに必

死で気がつきませんでした。

 

今回の旅行では移動はほとんど車椅子に頼っていましたが、マーラ

イオンの見学だけは杖での散策でした。往復、300メーターはあ

りました。正直、疲れました。歩くしかないと思うと何とかなるも

のです。いい経験をしました。

 

ホテルに帰ると、少し疲れたので部屋で仮眠を取りました。ベッド

に入るとすぐに眠っていました。やはり、疲れたのでしょう。その

後は32階の「クラブラウンジ」に行って、ゆっくり過ごしました。

 

クラブラウンジのサービスは素晴らしいものがあります。私達がい

くと、景色のよい場所に案内してくれます。飲み物も何でもすぐに

持ってきてくれます。私達の事を全ての従業員が理解していて、優

しくサービスして頂けます。私達は、ただ座っているだけです。手

を挙げればすぐにやって来て用件を聞いてくれます。

 

従業員の人の言葉遣いや姿勢、動きが洗練されています。上品さを

感じます。これがリッツカールトンのサービスかと思いました。全

員が、リッツカールトンの社員であることに誇りを持っているよう

に感じました。

 

何度も言いますが料理の味は申し分ありません。旅行の楽しみの一

つは料理ですからね。家内も義母も娘も美味しい料理や飲み物に大

満足の内容でした。勿論、私も満足、満足です。毎回、違う料理が

てくるので、次はどんな料理が出てくるか楽しみです。

 

特にワインとシャンペンが美味しかったです。滞在中は朝から、シャ

ンペンとワインを飲んでいました。ホテルのパンも美味しかったで

す。朝食の時のお粥の味も格別でした。旅行の間はよく食べて、よ

く飲みました。

 

シンガポール航空機内食も美味しかった。チャンギ空港でのシン

ガポール航空のラウンジの料理も美味しかったです。美味しい食べ

物や飲み物は人を幸せな気持ちにさせます。その意味では今回の旅

行は最高でした。色々と手配してくれた娘や家内に感謝の気持ちが

一杯です。

 

これだけの手配をするのは大変だったでしょう。

本当にありがとう。

 

「続く」

 

2015.8.22. 里山 歩樹