ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―秋祭りの思い出

今日は爽やかな秋の天気になりました。

 

やっと、秋らしい天気になりました。家の窓から外を見ると青い空

が広がっています。空が高く見えます。白い雲が薄く広がって秋の

空です。窓を開けるとひんやりした風が入ってきました。爽やかな

秋の風です。少し肌寒く感じます。強い日差しが窓から入ってきま

す。眩しく感じますが、暑くはありません。温かい陽だまりが気持

ちよく感じます。秋だと実感しますね。

 

秋になると近くの神社で行われる秋祭りを思い出します。昔は9月

になると毎年開催されました。秋祭りには、周辺の村から近くの神

社に太鼓とだんじりが集まってきて神社の前で勇壮な煉りを繰り広

げます。宮参りと言っていました。

 

神社の広場に4つの村から太鼓とだんじりが集まって来て、勇壮な

練を展開します。見ていると興奮してきます。血が騒ぎます。太鼓

だんじりには村の子供が乗って大きな声を上げて太鼓を叩きます。

「よいさー、さーのーや、さー、よいさー」。

 

太鼓は太い樹で作られており、立派な飾りがついています。大変な

重さになります。その重さは数トンになります。それを村の男性が

担いで神社や村の中を担いで巡ります。長い道のりを太鼓を担いで

歩くのは大変なので、ところどころで休憩を取りながら進んでいき

ます。村の人は太鼓の後をついて回りました。私も子供達を連れて

太鼓の後をついて回りました。

 

太鼓はところどころで勇壮な煉りを繰り広げます。傍で見ていても、

太鼓に押し倒されないか怖くなりました。太鼓を担いでいるひとは

筋肉隆々として肌が光っています。みんな、大粒の汗を体中から流

しています。お神酒が入っているので皆さん、赤い顔をしています。

時々、休憩して、村の人が作った大きなおにぎりを食べては進んで

いきました。

 

私達はよくあんなに重い太鼓をどうして担げるのか感心するばかり

でした。昔の村の人は、山から大きな木を伐り出したり、農作業で

体を鍛えてたりしていたからできたのだと思います。私も一度、太

鼓の柱を担ごうと試したことがありますが肩が痛くて諦めました。

 

秋祭りは周辺の村の人が力を合わせて一体となって開催する祭りで

す。村挙げての賑やかなまつりでした。だんじりの上で繰り広げら

れる田舎芝居は人気がありました。屈強な男性が女装して芝居を演

じます。皆さん、腹を抱えて笑っていました。勇壮な獅子舞の踊り

も綺麗で見応えがありました。

 

秋祭りは村の青年団の若い人が中心になって実施します。子供の頃

青年団の団員は憧れの存在でした。近年は村の高齢化が進む一方

で若い人が村を出ていくので青年団の担い手が少なくなっています。

そのために、太鼓の担ぎ手が少なくなって、毎年行われていた秋祭

りも数年ごとの行事となりました。

 

聞くところによると、今年は数年ぶりに太鼓とだんじりの宮入りが

行われるようです。楽しみですね。秋祭りは周辺の村挙げてのお祭

りです。村人全員が楽しみにする年一回の大イベントです。秋祭り

は村の一体感を醸成する大事な行事です。

 

これからも、いつまでも伝統の秋まつりを続けていってもらいたい

ものです。子供達に勇壮な秋祭りをいつまでも見せたいですね。きっ

と、感動しますよ。子供達が、故郷を大切にする気持ちを持つよう

になります。

 

神戸にも有名な祭りがあります。灘区のだんじり祭りは有名です。

兵庫県では姫路の灘のけんか祭りがよく知られています。日本は祭

りの国です。いつまでも伝統の祭りを大切に守っていきたいもので

す。勇壮な祭りを見ると日本に生まれてよかったと思いますね。皆

さんはそう思われませんか。

 

さー、秋祭りに皆でいきましょう。

ワクワクして楽しいですよ。

 

2015.9.14. 里山 歩樹