ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】―丹波の黒豆の話

今日も朝から秋晴れのいい天気になりました。

 

気温は日々下がってきたように感じます。少し肌寒く感じます。爽

やかな秋風が吹いています。窓を開けると爽やかな乾いた風が部屋

の中に入って来ました。庭を眺めると赤と白の可愛い花がそよ風に

揺れています。名前は分かりません。家内が植木鉢に植えてくれま

した。色あざやかな花があると庭が明るくなったように感じます。

やはり花はいいですね。心が癒されるように感じます。

 

今日は、家内が用事で出かけましたので、亀の亀吉と留守番です。

亀吉は居間の日当たりのよい場所に水槽があるのでその中で気持ち

よさそうに寝ています。ほとんど動きません。亀吉も秋になって動

くのが少なくなって来ました。

 

家の中は、誰もいないので、シーンとして静かです。このところさ

らに日が暮れるのが早くなってきました。5時を過ぎ6時に近くな

ると外はもう、夜のように暗くなっています。秋の日はつるべ落と

しといいますが、まさにそうですね。日が短くなって、一日が終わ

るのが速く感じます。

 

ところで、皆さんは、丹波の黒豆をご存知ですか。丹波篠山の名産

です。その丹波の黒枝豆が先日解禁になり、今年初めて収穫されま

した。黒豆に解禁日があるなんて初めて新聞で知りました。丹波

黒枝豆は、よく畑の畔など作られた普通の枝豆とは全く違います。

 

まず、豆の粒が大きく黒い色をしています。食べると歯ごたえがあっ

て美味しいです。通常、枝がついたまま売られています。高級な豆

ですので、言い値がします。食べ方は、普通の枝豆のように茹でて

食べます。

 

私は、現役の時は仕事の関係でいつの丹波の黒枝豆を送って頂いた

事があります。大きな長方形の箱に入っていました。何かなと思っ

て開けると枝付きの黒枝豆が入っていました。枝には豆の房がぎっ

しりついています。豆の実の大きさに驚きました。

 

早速、茹でて食べると、その美味しさにビックリです。普段食べて

いる枝豆とは全く違います。普通、枝豆は、ビールや酒のつまみと

して食べますが、丹波の黒豆はつまみではもったいないですね。美

味しいおかずの一品として食べられます。お正月にはおせち料理

黒豆が必ず出てきます。真っ黒で柔らか黒豆はおせち料理には欠か

せません。この黒豆が丹波の黒豆です。

 

10月の初めに早く収穫した黒豆を丹波篠山の黒枝豆として集荷し

ます。丹波の黒豆は高級ブランド品として有名です。近年は海外に

も輸出されて高い評価を得ています。ですから、丹波の黒枝豆が高

いのも当然ですね。

 

ところで、おせち料理の黒豆を作るのは大変難しいようです。亡き

母が正月の時は大きな鍋に一杯つくってくれました。ふっくらと柔

らかく作るのは難しいと言っていました。弱火で時間をかけて茹で

ていました。わが家では黒豆を一人でひとり、お皿に入れてたくさ

ん食べるのが習慣でした。少し甘くて美味しかったです。

 

豆を茹でた後の黒い汁を飲むのが好きでした。体に良いと言って何

回もおかわりをして飲みました。母は特に咽喉に良いといって美味

しそうに飲んでいました。黒豆は栄養価満点です。私達は正月に黒

豆を食べるのが楽しみでした。

 

今は、家内が毎年、黒豆を、時間をかけて作ってくれます。母と同

じ味でとてもおいしいです。皆さんも一度、丹波篠山の黒枝豆を食

べてみませんか。その大きさとおいしさに感動しますよ。

 

お正月でおせち料理に黒豆が出てきたら丹波の黒豆だと思って食べ

てください。

今や丹波の黒豆は世界でも有名になっています。

 

2015.10.9. 里山 歩樹