ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―酒の思い出

今日はまた一段と冷え込みました。

 

昨夜は寒くて何度か目が覚めました。秋が行き、冬の足音が近づい

てきました。食卓で座っていると足元が冷えてきます。動かないで

いると、かえって寒く感じます。天気はよくて、外を見ると青い空

が広がっています。

 

ところどころに白い雲が浮かんでいます。風が吹いています。見る

からに寒そうです。窓を開ける気が起こりません。10月も今日で

終わりです。明日からは11月に入るので寒くなるのも自然の流れ

ですね。

 

神戸新聞によると、昨日、神戸の六甲山では人工スキー場で造雪作

業が始まったようです。スキー場のオープンは12月の初旬ですが、

製氷機を使って、人工雪を生産してゲレンデを整備します。こんな

話を聞くと余計に寒くなってきます。季節は急速に冬に向かって進

んでいきます。とどまる事を知りません。私達はただ、自然の流れ

を受け入れるしかありませんね。

 

寒くなるとお酒を呑みたくなりますね。灘の酒を燗で呑むと体の中

から温まります。これからは日本酒が美味しい季節です。お酒と言

えば、過日、神戸のブランデーが輸出される事になったとの記事が

出ていました。神戸は灘の酒の産地として有名ですが、一方では神

戸ワインも生産しています。美味しいワインとして高く評価されて

います。

 

神戸ワインは神戸市の外郭団体が地元農業の振興のために始めまし

た。今度は、このワインを蒸留してブランデーを作ったところ、海

外で高い評価を得たので輸出する事にようです。神戸ブランデー、

どんな味がするか一度飲んでみたいですね。神戸ワインは、時々、

飲んでいました。これで、神戸は、日本酒の銘酒「灘の酒」、神戸

ワイン、神戸ブランデーと全ての酒が揃いました。神戸は「酒の街」

になりましたね。

 

ところで私は灘の酒のファンですが。実は、若い時、お酒は飲めま

せんでした。アルコールを呑むとじんましんが出てきました。医者

からはアルコールアレルギーなので酒は飲まないように言われてい

ました。特に日本酒は苦手でした。日本酒の独特の匂いが苦手でし

た。しかし、就職するとつき合いで呑まないと済まないようになっ

てきます。無理をして飲んでいると少しずつ飲めるようになりまし

た。

 

初めは、ウイスキーの方が飲みやすかったように思いました。ウイ

スキーは学生の頃から少し飲んでいました。学生の時は余裕がない

ので、サントリーレッドかトリスでした。就職して給与をもらうよ

うになって、角瓶を呑むようになりました。初めて角瓶を飲んだ時

は、なんか、嬉しかった記憶があります。

 

それから、外のスナックやバーに行くようになってからはサントリー

オールド、ダルマを呑むようになりました。オールドは角瓶に比べ

るとなめらかな味に感じました。暫くして、係長に昇格して少し高

級な店に行くようになってからは、サントリーリザーブになりまし

た。そんな店では一番安いのがリザーブでした。オールドは置いて

ありませんでした。リザーブを呑むと、すこし偉くなったように錯

覚しました。

 

課長、部長に昇格してからもう少し高級な店に行くようなると、ウ

イスキーはサントリーローヤルになりました。役職が上がるにつれ

てウイスキーの銘柄が高価な物に変わっていきました。しかし、正

直なところ、私には酒の味は分かりませんでした。あまりおいしい

と思いませんでした。仕事で、お付き合いでしかたなく、呑んでい

ました。

 

ウイスキーは学生時代に少ない小遣いで買ってきて友達と飲んだサ

ントリーレッドの味が今も思い出されます。日本酒が美味しく思う

ようになったのは上司が日本酒党でよく飲みに連れて行ってくれた

おかげです。最初は苦痛でしたが、慣れてくると日本酒が美味しく

感じるようになりました。これからは日本酒が美味しくなります。

 

灘の酒を燗にして飲むと体の芯から温まってきます。

寒い時はやはり日本酒が良いですね。

 

「酒の名も 肩書につれ 昇格す 歩樹」

 

2015.10.31. 里山 歩樹