ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【兵庫通信】―日本一の里山

今日もいい天気になりました。

 

一段と寒くなってきました。朝、目が覚めると明るい光が部屋に入っ

てきます。太陽がさらに低くなったようで、光が真横から入ってく

るように思います。日差しは強いですが温度は低く感じます。日が

当たっているところに行って立っていると暖かくて気持ちがいいで

す。

 

しかし、窓を開けると冷たい空気が入ってきました。このごろ、カ

ラスの鳴き声がよく聞こえます。どこにいるのかは分かりませんが、

朝早くから賑やかな鳴き声が聞こえます。カラスの鳴き声で目が覚

める時があります。

 

 

「カラス鳴き 夜明けを告げる 秋の朝 歩樹」

 

今日で11月も4日になります。日が経っていくのが早いですね。

何もしないうちにどんどん日が過ぎていくようで、何となく物寂し

く感じます。こうして時間が過ぎていくのでしょうね。時の移ろい

のはかなさをしみじみと感じます。

 

今日は家族が皆、用事で朝から明石に出かけたので、家には私だけ

です。いるのは亀の亀吉だけです。亀は話し相手になりません。従っ

て、家の中は、シーンとしています。そのせいで何となく、感傷的

になってしまいます。

 

朝食と昼食は娘がつくってくれたのを食べました。美味しい食事で

した。朝食も昼食も一人で食べるのは久しぶりです。独身時代を思

い出しました。一人でいると、あまりに静かで少し寂しくなってき

ます。聞こえてくるのは近所の犬の鳴き声だけです。子犬のようで、

キャンキャンといつまでも鳴いています。犬の鳴き声でも聞こえる

とほっとします。

 

秋がますます深まってきました。私は秋が深まってくるとよく、家

族で妙見山の紅葉を見に出かけました。妙見山の周辺の黒川地域は

日本一の里山と言われています。昔の里山が今も残っています。全

国では里山がどんどんと荒れていく事が問題になっていますが、黒

川地域では今も炭焼きが行われて、里山の手入れがいき届いていま

す。

 

黒川の里山は日本の森林遺産として登録されています。紅葉の季節

になると里山が赤や黄色に染まって鮮やかな景色を見る事ができま

す。里山が燃えているように見えます。分け入っても、分け入って

も山、また山です。見渡す限り紅葉する山、また、山です。見事な

景色に見とれます。

 

能勢電車に乗って行きまた。最寄りの平野駅から山下駅までいって、

妙見行の電車に乗り換えます。そこから先は単線です。電車は狭い

山間の中を進んでいきます。車窓から周囲の景色を見ると深い山と

田園が広がっています。妙見口駅に着くと、そこからはバスか徒歩

で行きます。ケーブルに乗って妙見山に登ります。

 

ケーブルの黒川駅から山上駅まではびっくりする程の急こう配です。

怖くなるほどです。ケーブルからは日本一と言われる里山が一望で

きます。見事な景色に感動します。どこを眺めても綺麗に紅葉した

山が広がっています。山上駅につくと空気が冷たく感じました。空

気は澄んでいます。

 

山上駅からは遠くの方の山がよく見えます.赤や黄色のモザイク模

様が見事です。山上駅から少し歩いて上っていくと広場があります。

その広場からも周囲の景色がよく見えました。周囲は深い山ばかり

です。見事な紅葉のパノラマ景色を見る事ができます。寒い事も忘

れてしまって、見とれてしまいます。

 

広場には子供が乗る汽車があり、それに乗ると林の中を周回する事

ができます。紅葉の木々の中を汽車に乗って回るのもいいものです。

大人でも乗ることができます。皆さんも一度、日本一の里山の紅葉

を鑑賞に行きませんか。

 

感動しますよ。

私もまた、家族で行きます。

 

2015.10.4. 里山 歩樹