ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―休日の喫茶店

やっと晴れました。

 

朝方は雨が降っていましたが、その後、少しずつ晴れてきました。

薄曇りの天気ですが、雨は止んだようです。今日は、神戸マラソン

が開催される日です。雨が心配でしたが、スタートの時刻には雨が

上がっていました。薄曇りの天気ですが、マラソンには曇り空の方

が走りやすくていいと思います。あまり天気が良すぎると、暑くて

大変ですからね。今日は絶好のマラソン日和です。

 

マラソンの主催者の人は、昨日は天気が心配でよく眠れなかったで

しょうね。私にも経験があります。仕事でいろいろなイベントを開

催しましたが、屋外で開催するときは天気が心配で前夜は寝れませ

んでした。

 

朝方は雨が降っていたので、関係者の皆さんは一時はガッカリされ

たことと思いますが、その後雨も止み晴れ間も見られるようになっ

て、ほっとされたことでしょうね。関係者の願いが神様に通じたの

でしょうね。長い時間かけて準備したイベントも天気次第ですから、

何はともあれ、雨が止んでよかったです。

 

ところで、昨夜は温度が上がりました。雨のせいでしょうか。夜中

に起きて気温を確かめると19度もありました。冬布団を着ている

と暑く感じました。一昨日は14度でしたので5度も違います。こ

のところ、寒暖の差が激しくて、体調管理が難しいですね。寒いよ

りはいいですが。

 

窓から外を眺めると近所の庭の木々が黄色や赤に染まっています。

木の名前はわかりませんが庭全体が黄色や焦げ茶に染まっていまし

た。近くの空き地の雑草も黄色くなっていました。秋が深まり冬の

ような景色です。静かな時間が流れて行きます。どこからか子犬の

鳴き声が聞こえてきました。子犬も行く秋を惜しんでいるのでしょ

うか。

 

今日は日曜日です。私は、休みの日は近くの喫茶店に行って時間を

過ごすのが好きでした。現役の時は、特に出かける予定のない時は

必ず喫茶店に行きました.馴染みの喫茶店が数件ありました。散歩

のついでに行きました。午前の時はモーニングサービスが美味しい

カフェに行きました。家から歩くと15分の所にありました。そこ

はケーキが美味しい店でした。

 

モーニングサービスはトーストにバターとジャムがついていました。

ジャムはいちごとブルーベリーでした。ゆでたまごとヨーグルトも

付いていました。コーヒーはアメリカンのような上品な味のコーヒー

でした。この店ではコーヒーは何杯でもおかわりができました。私

はいつも窓側の席に座って店に置いてある新聞二紙を読むのが習慣

でした。新聞を隅々まで読むと一時間程過ぎていました。

 

その間、私は、店員さんに注文する以外は何も話しません。新聞を

読み、時々、外の景色を眺め、ただ、ぼんやりと過ごします。ひた

すら、私だけの時間に浸っていました。この何も考えずぼ~として

いる時間が私は好きでした。最高の時間でした。誰にも邪魔されな

い私だけの時間でした。この時間が一番、リラックスできる時間で

した。心が癒される1時間でした。

 

店も人も私の事をよく理解してくれていて、コ-ヒーとウォーター

がなくなるとすぐにおかわりを入れてくれました。無駄な話はされ

ません。私は気がねなく、納得するまで時間を過ごす事ができまし

た。時々は店の美味しいケーキを食べることもありました。モーニ

ングサービスの料金は500円でした。モーニングサービスの時間

は午前11時まででした。いい香りのコーヒーを何杯もおかわりし

て、この値段は安いですね。

 

店で過ごしていると隣の人の話し声が聞こえてきます。スポーツや

趣味の話や家庭の話などが自然と耳に入ってきます。その会話から

色々な事を知ることができました。今日、新聞を読んでいるとコラ

ム欄で街中の喫茶店が少なくなっていると書いてありました。筆者

は、その原因として、人情が薄くなって、世の中に余裕がなくなっ

てきたことを上げていました。

 

人が喫茶店に集まって無駄話をする余裕がなくなったと嘆いていま

した。そして、筆者は喫茶店は一つの文化だと言って、その衰退を

懸念していました。私も全くその通りだと思います。私にとっては、

喫茶店は心のオアシスです。

 

人生には無駄な時間を過ごせる場所が不可欠です。

それが喫茶店です。

 

2015.11.15. 里山 歩樹