ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】―日本酒の話

今日はよく、晴れました。

 

快晴です。気温は低くて寒く感じますが、穏やかな陽が射してきて

気持ちの良い日です。明るい日差しを受けると、気持も明るくなり

ます。窓を開けて外を見ても青い空が広がっています。さすがに気

温は下がってきました。部屋の中でも、温度計を見れば、11度で

す。昨日よりさらに下がりました。窓際に行って外を眺めていると

暖かい陽が射してきます。穏やかな冬の日射しです。

 

陽を体に浴びると、温かくて気持ちよく感じます。庭に咲いた山茶

花と寒椿の花も陽光を受けて輝いています。隣の家では二階のベラ

ンダで布団を叩く音がします。今日の天気は布団を干すのには最適

の天気です。私も天気の良い時は家中の布団をベランダに出して干

しました。私の仕事でした。私はベランダに並べた布団の上に寝転

んで居眠りをするのが好きでした。

 

暖かい陽を体に受けると気持ちよくなってうとうとと眠ってしまい

ます。時間が過ぎるのを忘れて寝入ってしまうこともありました。

仰向けに寝転んで見た青い空が綺麗でした。寒い冬であることも忘

れていました。晴れた日の二階のベランダは私の日向ぼっこの場所

でした。憩いの場でした。

 

「暖かい冬の陽を浴び 昼寝する 歩樹」

 

「ベランダで布団を叩く 冬日和 歩樹」

 

今年ももうすぐ2月になります。月日が経つのは早いですね。何も

しないのにどんどん時間だけが過ぎて行きます。少し焦りますね。

だけど、何もなく時間が過ぎて行くのは幸せな事ですね。新聞を読

むと、世の中では大変なことが毎日起こっています。何もなく普通

に日々過ごせるという事は素晴らしい事です。その幸運に感謝しま

しょう。

 

これからは、忘年会のシーズンです。お酒を飲む機会も増えてきま

す。寒くなると日本酒が美味しくなります。日本酒は温めて飲む事

ができるので寒い冬には最適のお酒です。兵庫県の西宮から神戸に

ある灘の酒は日本最大の日本酒の産地として有名です。近年は日本

酒でもいろいろな種類の日本酒が出てきました。

 

昔は、日本酒と言うと一升瓶をイメージしますが、ワインのように

綺麗なデザインのボトルにいれて販売されるようになりました。ア

ルコールの度数も以前は15度から17度でしたが、最近は5度か

ら10度の飲みやすい日本酒が出てきました。5度となるとビール

と変わりません。これまでは「まずはビールで乾杯!」してから日

本酒を飲んでいましたが、今は初めからの日本酒で乾杯をするのも

いいですよ。

 

日本酒にもいろんな種類があります。高級な大吟醸酒は精米比率が

50パーセント以下の酒の事です。米を削って50パーセント以下

にした日本酒が大吟醸です。コメの半分は削られ手捨てられますの

で当然高くなります。吟醸酒は精米比率が60%以下の酒の事です。

 

灘の酒蔵では昔ながらの製法を守っている酒蔵があります。山廃仕

込みと言われている製造方法です。この方法ではお酒は蔵に棲んで

いる自然の菌だけで時間をかけて醸造します。当然、美味しい酒が

できます。最近、人気があるのが生酒です。酒のタンクから出た搾

りたての酒で、飲みやすい酒です。あまりお酒が飲めない人でも、

ビールのようにスーと飲む事が出来ます。

 

樽酒も飲みやすいですね。樽の杉の香りがします。寒い冬は燗で飲

むと体が温まります。燗も、温度によって呼び方が違います。熱燗

は50度、40度をぬる燗。35度を人肌燗と呼んでいます。皆さ

んはどんな燗がお気に入りですか。私は、ぬる燗が好きです。

 

日本酒は、世界的な和食ブームで、最近は海外への輸出が増えてき

ました。英国では4合瓶の日本酒がレストランで一万円を超える事

もあるそうです。関税が高い事もありますが、驚きですね。海外で

は日本酒が高級品です。私達も、もっと、よく味わって飲みたいで

すね。

 

日本酒ほどいろいろな飲み方を楽しめる酒はありません。

今年の冬は灘五郷の美味しい酒をゆっくりと楽しみたいですね。

 

2015.11.28. 里山 歩樹