ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】―神戸のクリスマス

今日は薄曇りの天気になりました。

 

低い雲が空を覆っています。風が少しあります。気温は低く、家に

いても寒く感じます。ストーブが欠かせません。寒くなると朝起き

るのがつらいですね。起きる時間になっても、布団から出る事が出

来ません。二度寝してしまいます。冬の寒い日は1分でも長く寝て

おきたいのが心情です。

 

「寒い朝起きてまた寝る寝床かな 歩樹」

 

じーと座っていると寒さが足元から伝わってきます。動いた方が体

が温まるので、家に中をぐるぐると歩きました。歩いていると気が

まぎれます。寒さを忘れます。窓を開けて外の景色を眺めました。

昼にも拘らず外は薄暗くて夕暮れのようです。

 

冷たい風が吹いていました。空を眺めれば雪が降りそうな冬空です。

そんな冬の景色を見ていると気持も沈みがちになります。低い雲に

遮られて太陽の陽が射して来ません。寒さが堪えます。世の中では

早くもクリスマスムードですね。

 

神戸の街もルミナリエが終わるとクリスマス一色になります。神戸

の街を歩くと、いたるところにクリスマスの飾りがしてあります。

街全体が華やかになります。クリスマスのシーズンになると、神戸

の街には若いカップルが沢山やってきます。ハーバーランドや北野

異人館街に沢山の人が訪れます。勿論、三宮や元町の商店街もク

リスマス商戦で賑わいます。

 

私が若い頃はクリスマスの時期は三宮の飲み屋街「東門筋」は人で

溢れていました。昔はクリスマスの日は外で飲んだりしたりして遊

ぶことが多かったように思います。それが、次第に家庭でクリスマ

スを過ごすようになりました。私も、クリスマスの日はデコレーショ

ンケーキを買って帰るのが習慣になりました。

 

神戸は有名な洋菓子店が多いのでどの店のケーキを買うか迷いまし

た。職場で予約を受け付けてくれるメーカーのケーキを買う事が多

かったように思います。大きな箱に入ったケーキを持って帰るのが

照れ臭く感じました。神戸の有名なケーキを持って帰ると、子供達

は大変喜んでくれました。家の中には、家内が大きなクリスマスツ

リーを飾ってくれていました。シャンペンを開けて乾杯しました。

 

神戸には欧米の外国人が多く暮らしていたので、クリスマスを祝う

文化が定着していました。沢山ある教会ではミサが行われていまし

た。神戸は、クリスマス雑貨の日本における発祥の地であり、一大

産地でした。最盛期には300近い関連企業が神戸周辺に在ったと

言われています。

 

神戸のクリスマス雑貨は高級品として海外で高く評価されていまし

た。最盛期は神戸を代表する地場産業でした。日本のクリスマス、

イースター雑貨業界の組合が今も神戸にあります。わが家で飾って

いたクリスマスツリーも、神戸の製品かも知れませんね。

 

神戸の街はクリスマスの時期になると一段と冷え込んできます。

甲山に白い雪が積もり、冷たい「六甲おろし」が街の中を通り抜け

ていきます。いよいよ、本格的な冬が神戸に訪れます。雪が降る神

戸の街も美しいですよ。ホワイトクリスマスを神戸の街で過ごすの

も忘れられない思い出になります。

 

ぜひ、今年のクリスマスは神戸の街で過ごしてください。きっと、

良いクリスマスになりますよ。神戸の街で、神戸の美味しいケーキ

と食事を楽しんでください。白い雪をかぶった六甲の山をバックに

した神戸の街並みは綺麗です。寒さも忘れます。

 

冬の神戸の街を、オシャレをして散策するのも素敵ですね。

神戸の街のホワイトクリスマスを楽しんで下さい。

 

2015.12.6. 里山 歩樹