ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―大晦日

今日は、青空が見えるよい天気でした。

 

少し寒いですが、これでも例年に比べるとマシです。神戸新聞の朝

刊では一面で、兵庫県下のスキー場が雪不足でスキーが出来なくて

悲鳴を上げていると報じていました。暖冬の影響がいろいろなとこ

ろに現れているようです。

今日は晦日で、明日は大晦日。あと一日で正月です。家内が玄関に

しめ縄を飾ったと言っていました。早いですね。信じられませんね。

あっと言う間に一年が経ちました。時の移ろいの速さに驚きます。

それだけ歳を重ねたということでしょうか。また一つ歳が増えます。

嫌になりますね。

 

明日の大晦日は、皆さんは毎年、どのように過ごされますか。わが

家では、大晦日の日は、母や家内が遅くまで掃除やお節料理で忙し

くしていました。夕食の時間になって家族が食卓に集まって炬燵に

入って食事をするのが習慣でした。その頃に丁度、NHKの紅白が

始まります。紅白を見ながら其の年最後の夕食を食べました。

 

夕食は、後で年越そばを食べるので軽めに食べました。すこしビー

ルも飲みました。電気こたつに入っているので温かく気持ちよくな

ります。大晦日は紅白歌合戦を家族揃って見るのが楽しみでした。

ミカンと甘いお菓子を食べながら、のんびりとテレビを見るのが我

が家の大晦日の習慣です。その時、今年も家族全員が無事に過ごせ

たことの幸せを実感しました。

 

夜の10時ごろになると、年越そばを食べます。わが家の年越そば

はにしん蕎麦です。大きなにしんの甘露煮が蕎麦の上にのっていま

す。私はこの蕎麦が大好きです。七味唐辛子をかけてそばを食べる

と汗が吹きだしました。年越そばを食べた後も、こたつに入ってミ

カンやお菓子を食べながら紅白を楽しみました。炬燵にはいってい

ると眠たくなります。我慢して最後まで紅白を見ました。

 

あの頃の紅白はよく知っている歌手や歌が多かったので見ていても

楽しかったように思います。大人も子供も楽しめました。最近の紅

白は知らない歌手や歌が多くて困ります。歌をじっくり楽しむより

バラエティー番組のようになったように感じます。昔の紅白が懐か

しいですね。

 

紅白が終わると、家族で近くの神社に初もうでに出かけるのが習慣

です。寒い時は雪がちらついたときもありました。眠たそうにして

いる子供もマフラーや手袋、コートを着て、出かけました。神社ま

では歩いて15分程度でした。出掛けるころには丁度12時を回り

ます。年が変わり新年になりました。村のお寺から除夜の鐘の音が

聞こえてきます。

 

神社に着くと、鳥居の前に人が長く並んでいます。長い、長い列が

出来ています。皆さん、寒そうに並んでいます。神社の境内では大

きな木を燃やしてたき火をしています。その炎と煙が夜空に舞い上

がって行きます。神社のお社につくのに約30分かかります。神社

で初もうでをした後はたき火の周りに行って火にあたって冷えた体

を温めました。

 

地元の消防団の人がお酒と甘酒を振る舞ってくれます。その清酒

甘酒を飲みながら、しばらく、たき火にあたって時間を過ごしまし

た。皆さん、それぞれに新年の挨拶をされていました。甘酒は熱く

て甘くて体が温まります。美味しいので何杯も飲みました。少し、

ほろ酔い気分になります。

 

甘酒は紙コップに入れてもらって、両手に二つ持って家に帰りまし

た。母が、甘酒が大好きなのでお土産です。母は寒いので家で留守

番です。それから風呂に入って休むのが習慣ですが、子供が大きく

なるとそれから友達と多田神社まで初もうでに行く事もありました。

元旦の朝に帰ってくるときもありました。

 

最近はもう、何年も初もうでに行っていません。また、家族で初も

うでに出かけて、甘酒を飲みたいものです。あの頃の大晦日が懐か

しく思い出されます。随分と昔のことのように思いますが、考えて

見れば数年前の事ですね。

 

「大晦日 除夜の鐘聞き 初もうで 歩樹」

 

「初もうで 甘酒を飲み おめでとう 歩樹」

 

2015.12.30. 里山 歩樹