ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ーお正月の遊び方

 

今日も青空が見えました。

 

少し雲も出ていますがまずまずの天気です。昨日よりは寒く感じま

す。年が明けてから冷え込みが一段ときつくなってきたように感じ

ます。暖冬も終わり、これから本格的な寒波がやってきそうですね。

一月ですから、これからが冬本番です。

 

ところで、皆さんは、正月は何をして遊びましたか。私は現役の時

は正月は、寝てばかりいました。普段は朝早く出かけて深夜に帰る

生活でしたので、正月の日は寝てばかりしていました。寝ては食べ、

寝ては食べていました。お正月には太りました。遅く起きてきても

テレビの前にきて、こたつに入って寝転んでテレビを見ていました。

寒い時に態々、外に出かける気が起こりませんでした。

 

そんな私ですが。子供の頃は家でじっとしていませんでした。当時

はテレビなんかありません。正月に家でする遊びと言えば、カルタ

かすごろくでした。兄弟や友達とよく遊びました。負けると顔に墨

をつけられました。少し大きくなるとトランプをして遊びました.

七並びやババ抜き、神経衰弱をして遊びました。大人も子供も関係

なく遊びました。

 

パソコンやスマホなんかありません。昔ながらの遊びしかありませ

んでしたが、楽しかった思い出があります。子供も大人も時間を忘

れて遊びました。家で遊ぶのに飽きると外に出かけて遊びました。

正月の外での遊びは凧揚げと羽子板の羽根突き、コマ回しが中心で

した。私は、綺麗な絵を描いた色鮮やかな羽子板が好きでした。

 

遊ぶ時は、家の前の道路で遊びました。当時は、道路が子供の遊び

場でした。車なんか通りません。通るのはほとんどが荷車と自転車

でした。道で遊んでも誰も文句を言う人はいません。のんびりした

おおらかな時代でした。羽子板で羽根突きをして、あまりにも力を

入れてついたので羽根が隣の家の屋根の上に落ちてとるのに苦労し

た記憶があります。

 

凧揚げは広い田圃や広場にいって遊びました。竹ひごと紙で作った

やっこ凧でした。風があるとよく飛びますが、すぐに破れました。

ノリでつぎはぎだらけの凧を飛ばしました。北風がある時は遠くま

で上がって行きました。コマ回しも得意でした。私は、いろいろな

大きさや模様のついたコマをもっていました。

 

その他にも紙風船を膨らませてよく遊びました。カラフルな紙風船

が綺麗でした。すぐに破れました。ビー玉でもよく遊びました。カ

ラフルなビー玉を集めるのが好きでした。いつもポットにはビー玉

が入っていました。

 

女の子はおはじきをして遊んでいました。男はビー玉遊びでした。

少し離れた輪の中に入れたビー玉を自分のビー玉を投げて輪の中か

ら飛び出たビー玉は貰う事が出来ました。私は、負ける事の方が多

かったように記憶します。でも、ビー玉遊びが好きでした。

 

べッタン遊びもよくしました。私は、色々な漫画の絵が書いてある

べッタンを沢山集めていました、お菓子の箱にべッタンを沢山集め

て、時間があると眺めて遊んでいました。自分のべッタンで相手の

ベッタンをひっくり返すと自分の物になります。私は自分のベッタ

ンに油やロウを塗って強くしました。ベッタンは一つの箱に入りき

れない程沢山集めていました。私の宝物でした。

 

その頃の遊びは昔からあった素朴な遊びばかりでした。羽子板は別

ですが、子供の小遣いで買えるものばかりです。小遣いを貯めて、

正月に近所の店で買いました。使っても、5円や10円程度でした。

小遣いを貯めて店に買いに行くのが嬉しくてたまりませんでした。

自分で買ったものは大切に使いました。

 

正月は、お年玉が貰えるので、これまで買えなかったものも買う事

が出来る特別の日でした。近所のお店は、正月は子供で一杯でした。

私も、お年玉をもって当て物を買いに行きました。当たると賞品が

貰えます。ワクワクしながら店に行きました。

 

正月は、母がいつも新しい服を買ってくれました。私は母が買って

くれた服が自慢でした。嬉しくてたまりませんでした。正月は特別

の日だと思いました。今となっては、遠い昔の懐かしい思い出です。

 

今は世の中が豊かになって、物が溢れており、毎日が正月のようで

す。正月と言っても普段と同じで、特別の感情も沸いてきません。

何か、寂しいですね。子供の時のワクワクした気持ちが懐かしいで

すね。

 

その頃のお正月は楽しくて、楽しくて、お正月が来るのを指折りし

て待ったものです。

 

もういくつ寝るとお正月!

 

「お正月 羽子板ついて コマ回し 歩樹」

 

 

2016.1.2. 里山 歩樹