ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【日常通信】―水仙の花の思い出

今日は少し寒くなってきました。

 

天気予報の通り週末にかけて冷え込んできそうです。薄曇りの冬ら

しい天気です。今日は珍しく太陽の陽を差してきません。昼間でも

薄暗くて、寒く感じられます。さすがに暖冬も終わって、冬らしく

なってきそうです。窓を開けると少し風が吹いています。冷たい風

です。

 

庭を見ていると、家内が、亀吉の水槽の掃除と亀吉の散歩をしてい

ました。普通、野生のカメは冬には冬眠をするものですが、我が家

の亀吉は冬眠をしません。寒い冬でも家内の後をついて散歩をして

遊んでいます。冬は家内がお湯を入れてくれるので、温泉に入って

いい気分で寝ています。寝てばっかりいるので、家族は私によく似

ていると言って笑っています。

 

今日で早くも新しい年になって6日になりました。私は、まだ、正

月気分が抜けません。毎日、昼近くまで寝ています。正月の寝ては

食べ、食べては寝る癖がなかなか、抜けません。食事も、毎日、お

雑煮を食べています。お節もまだ残っています。いくら食べても美

味しいですね。毎日お雑煮でも良いと思っています。白味噌とおす

ましのお雑煮を交互に食べています。

 

体も温まります。消化にもいいですね。お餅は日本が生み出した最

高の保存食だと思います。美味しいパンもいいですが、私は餅が大

好きですね。お雑煮にして食べるのもよし、焼いて食べるのもよし

です。誰が考えたのか知りませんが、凄い発明だと思いますね。世

界遺産に登録しても良いと思います。お雑煮とお餅は日本が誇る食

文化だと思います。

 

このところ暖冬で花の開花の話が聞こえてくるようになりました。

梅も蕾が膨らんできたようです。今日の新聞のコラムを読んでいる

スイセンの花が咲きだしたと書いてありました。私は素朴な白い

スイセンの花が昔から好きでした。寒い季節に、スーと背筋を伸ば

して白い可愛い花を咲かせます。生命力の強い花です。

 

道端や草むらの荒れ地でも、季節になると清楚な花を咲かせます。

細長い青い葉に挟まれてまっすぐに茎を伸ばして可愛い白い花を太

陽に向かって咲かせている姿が、私は大変、気に入っています。誰

も世話をしないのに独力で綺麗な花を咲かせる水仙が愛おしく感じ

ます。

 

以前、家の近くのゴミ捨て場でスイセンが綺麗な花を咲かせている

のを見たことがあります。その生命力に感動したことがあります。

水仙は場所を選びません。与えられた場所でキレイな花を咲かせま

す。雪の中でも負けずに可愛い花を咲かせてくれます。以前、我が

家の庭の隅にもスイセンが咲いた事がありました。それがいつから

か芽が出なくなりました。間違って球根を抜いてしまったようです。

残念なことをしました。

 

水仙で思い出すのは、淡路島水仙郷です。海に面した山の斜面に

無数の水仙の白い花が潮風に揺れている姿は壮観です。私は、若い

頃に何かの旅行で淡路島を訪れた時に水仙郷に行ったことがおりま

す。海に面した急な斜面一杯に水仙が咲いていました。

 

急な坂を上って行くと、下には青い海が広がっています。あまりに

急な坂なので転げて海に落ちないか怖かった事を覚えています。見

事な光景でした。太陽の強い日差しを浴びて白い花びらが輝いてい

ました。広い山の斜面が無数の水仙で埋め尽くされていました。聞

くと、昔、牡海岸に流れついた球根を漁師さんらが植えたのが始ま

りのようです。

 

長い年月をかけて山の斜面一杯に子孫を増やしていった生命力には

驚くしかありません。私は冬になると水仙の花を思い出します。今

日のコラムによると水仙の原産地は地中海地域で雪中花とも言うよ

うです。清らかで気品が漂う花ですね。冬が似合う花です。

 

また一度、淡路島の水仙郷に行きたいですね。

水仙がまた増えている事でしょう。

 

水仙の白い花 咲く 冬景色 歩樹」

 

2016.1.6. 里山 歩樹