今日は、薄曇りの寒い冬の日です。
厚い雲が空に広がり、太陽の陽を妨げています。太陽の光が差して
こないので、一段と寒く感じます。外を眺めても薄暗くて寒々とし
ています。風も少しあります。明るい太陽の光が恋しいですね。昨
日は快晴の穏やかな天気だったのに、そんな日は長く続きません。
今日は寒い冬の日です。これで平年並みらしいですね。いよいよ、
本格的な冬になりそうです。寒いのが苦手な私にはつらい季節です。
今日から大相撲が始まります。この寒い時期に相撲取りは裸です。
私は見ているだけで寒くなります。力士は寒くないのか不思議です。
力士は分厚い脂肪があるので大丈夫なんでしょうね。
今日もあまりに寒いので、家の中を、リハビリを兼ねて歩き回って
いました。歩くと気が紛れて寒さを少し和らぎます。今日の昼食に
は久しぶりにカレーライスを食べました。寒い時はカレーが一番で
す。カレーの香りを嗅ぐだけで、汗が出てきます。
これから寒い冬をどうして過ごそうか考え込みます。カレーばかり
食べるわけにはいきませんからね。つらいですが我慢するしかあり
ませんね。寒い冬の後には温かい春がやってきます。うららかな春
を想像して、しばらくは我慢しましょう。
このところ、夜寝ると、よく夢を見ます。夢の内容は現役の時の仕
事の事ばかりです。仕事で悩んだ話がほとんどです。夢の中で、あ
れこれと悩み、苦しんでいる自分がいます。夜中に目が覚めて、夢
であることが分かって、ほっとしてまた寝直します。苦手な仕事の
事ばかり思い出します。不思議です。昨日も、私がある講演会の司
会をしている夢を見ました。
私は、子供のときから恥ずかしやでした。人の前に出て話す事が苦
手でした。目立つ事がいやでたまりませんでした。大勢の人の前に
立つと膝がガクガクして、声が上ずりました。でも、仕事柄、講演
会や会議の司会をする機会がたびたびありました。それが仕事です
からやらざるを得ません。
小人数の会議の司会や進行役は気になりませんが、大勢の聴衆がい
る講演会等は嫌で、嫌で、逃げ出したい気分でした。事前に一応の
シナリオを作成して予行演習をしますが、私は原稿を読むのが下手
でした。小学生のような読みかたになってしまいます。そこで仕方
なく原稿なしで司会をする事になります。あとはアドリブです。
司会も多くやってくると慣れてきます。しかし、何百人も集まる講
演会になると緊張します。私が緊張した講演会の一つはポートピア
ホテルの大宴会場「大輪田の間」で開催したある講演会でした。大
輪田の間は１０００人以上入ることができます。講師はある著名な
先生でした。兵庫県や神戸市、各種団体が共催で開催した講演会で
した。
通常はこのような大講演会にはプロの司会者に頼むのですが、その
時は予算がなくて、仕方なく、私が司会をする事になりました。会
場に入ると、県や市の関係者や幹部、団体の役員が並んでいます。
広い会場は人で一杯です。私は怖くなりました。逃げ出したくなり
ました。
司会者ですから、私が話さないと始まりません。皆の視線が私に集
中します。震えました。このような時、第一声を大きな声で話すと
少し落ち着きます。講師の紹介もうまくいきました。講演が始まる
とする事はありませんが、講師の話をよく聞いて、最後に、講演の
感想を含めて御礼の挨拶をしなければなりません。これが大変です。
一番難しいですね。
高名な講師の話に感想を述べるのは失礼にならないか不安が一杯で
した。最後の挨拶でまた震えました。声が上ずりそうになりました。
無事に講演会が終わるとほっとしました。知り合いの聴衆者の人か
ら良い司会だったと言われたので、お世辞でも嬉しかった記憶があ
ります。
この時から、人前で話すのがそれ程怖くなくなりました。それでも
恥ずかし屋の性格は治りません。今でも、人の前で話そうとすると
緊張します。まして、人の前で歌を歌うような事は出来ません。性
格は治りませんね。本当に、司会は難しいですね。
できる事ならやりたくないですね。
冷や汗をかきながら司会をした思い出が一杯あります。
２０１６．１．１０． 里山 歩樹
