ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―チューリップ

今日も薄曇りの天気です。

 

陽が差してこないので、薄暗くて寒く感じます。部屋の温度計を見

ると昨日より2度も低くなっています。部屋の中で座っていると足

元から冷えてきます。立春を過ぎたと言え、まだまだ寒い日が続き

そうです。昨日、茜色の夕焼けを見て、翌日は冷え込むと思ってい

ましたら、やはり寒くなりました。私の勘もよく当たります。

 

外を見ても空には黒い雲が覆っています。雨か雪が降りそうな空模

様です。天気予報でも週末から寒波がきて天気が悪くなると言って

いましたが、その通り、雨か雪になりそうです。午後になって気温

が下がってきました。普通は昼頃には少し気温が上がるのですが、

今日は上がらないで昼から下がってきました。寒い一日です。

 

今日は、植木屋さんが家に来て、庭の植木に下肥を撒きに来てくれ

ました。植木にとっても寒い冬は厳しい季節です。毎年、この時期

になると植木屋さんが来て、植木の根元に肥しを撒いてきます。同

時に、防虫剤も撒いてくれます。春の季節に向かっての準備です。

 

 

毎年、植木屋さんがくると、冬も今が峠だなと感じます。窓を開け

て庭を見るといつの間にか植木鉢に花の緑の苗が植えてあります。

また、他の植木鉢には花の種を蒔いた後があります。何の花かはわ

かりませんが家内が植えてくれたようです。

 

今日の神戸新聞の夕刊で神戸北区の農家では「神戸チューリップ

の出荷が本格化したと伝えています。神戸はチューリップの一大産

地です。主に関西地方に集荷されますが関東にも出荷されています。

 

神戸のチューリップは花びらが大きくて人気があるようです。「神

戸チューリップ」としてブランドも定着しているようです。チュー

リップと言えば、淡路島も栽培が盛んです。淡路の「花さじき」で

は数えきれない程の色とりどりチューリップが咲き乱れます。

 

我が家でも、母が、チューリップが大好きでした。母が元気な時は、

球根を植える時期になるといつも頼まれて球根を買いに行きました。

多い時は100個近く買いました。大きな袋に入れると、結構な重

さになります。近くのガーデニングの店まで自転車に乗って買いに

行きました。

 

広い売り場にはチューリップの球根が沢山並んでいます。私はチュー

リップにこんなにいろいろな種類があるとは知りませんでした。球

根の大きさも大きなものから小さな物まで色々あります。価格もま

ちまちです。おおきな球根では一個が数百円するものもあります。

 

私は、どれを買ったらよいかわからないので困りました。結局、い

ろいろな球根が袋に入れられている物を買う事にしました。一つの

袋には色々な種類のチューリップの球根が60個程入っています。

私はそれに加えてばら売りの球根も買い足して持って帰りました。

 

母は沢山の球根を見て喜んでいました。早速、家にある植木鉢とプ

ランターに球根を植えていました。母は思ったより沢山の球根があ

るので満足そうでした。その日から母は毎日、庭に出て、植木鉢と

プランターが陽に当たるようにして、水を撒いていました。本当に

楽しそうにしていました。しばらくして球根から芽が出てくると

「どんな色のチューリップが咲くか楽しみやねー」といって嬉しそ

うにしていました。

 

100個近く植えると植木鉢やプランターがチューリップで一杯に

なりました。家にあった植木鉢は全部使いました.芽が出てくると

毎日見るのが楽しくなります。芽が出てくると青い葉がどんどん成

長していきます。その成長していく姿を見るのが楽しみになります。

私も毎日のように庭で出て眺めていました。

 

暖かくなると青い葉の間から花のつぼみが出てきます。花が咲くと

色や形の違うチューリップが咲き乱れて庭が華やかになりました。

母は毎日庭に出てチューリップの花を嬉しそうに眺めていました。

私もカラフルなチューリップの花が好きでした。

 

チューリップは花が散った後は球根を掘り出して保存しておいて、

翌年、植えます。ところが私が病気になった時は、球根はそのまま

にしていました。その後はチューリップはもう、芽が出ないと思っ

て、諦めていました。ところが、驚いた事に、翌年の春になるとチュー

リップの花が咲き咲きました。私も家内も大喜びです。それからは、

何もしなくても毎年、綺麗な花を咲かせてくれます。

 

母が数年前に植えてくれたチューリップが今も春になるとカラフル

な花を咲かせてくれます。

 

今年も母のチューリップが咲くのが楽しみです。

 

2016.2.6. 里山 歩樹