ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【神戸通信】―神戸空港開港10周年

昨日から、寒さが緩みました。

 

今日もそれほどは、寒く感じません。部屋の温度計見ると14度で

す。この時期としては暖かい日です。天気は朝からは曇り空です。

太陽の光が差してこないので朝でも薄暗くて、気が晴れません。暗

いと気分も沈みがちになります。昼過ぎには雨が降りだしました。

雨が降るのは久しぶりです。結構、激しく降っています。

 

家の中にいても、「ザーザーザー」という雨の音が聞こえてきます。

雨は本降りです。天気予報によると、明日からは大荒れの春の嵐

なるとのこと、気温は高くなりそうなので、雪にはならないようで

す。明日は日曜日でバレンタインデーなのに、外出を予定されて入

る人には残念な日になりそうですね。折角の休みなのに、春の嵐

は、神様も気が利きませんね。

 

でも、雨降って地固まるという言葉もあるので、気落ちしないで、

雨の休日を楽しんでください。これからは、一雨ごとに春が近づく

ように思います。そのように考えると雨もまた、よしです。春はも

うすぐやってきます。楽しみ待ちましょう。

 

「冬の雨 春の足音が聞こえる 歩樹」

 

ところで、2月16日は神戸空港開港10周年の記念すべき日です。

神戸では空港10周年を祝って様々なイベントが開催されています。

私は現役の時は空港の実現運動に長く関わってきたので、10周年

には特別の感慨があります。

 

私は神戸の経済団体で、長く空港を担当してきました。40年以上

の団体職員生活の中で最大の課題が神戸空港の建設促進問題でした。

30年以上も担当してきました。空港を建設するのは行政なので、

経済団体の役割は地元の世論を呼び起こし、その地元の声を中央の

国の政策に反映する事です。そのために、地元企業に呼び掛けて

神戸空港建設促進協議会」を組織しました。兵庫、神戸の有力企

業がほとんど参加しました。

 

協議会の代表には兵庫県知事、神戸市長神戸商工会議所会頭の3

人が就任しました。神戸商工会議所が協議会の事務局を担当する事

になりました。私はその担当でした。メインの仕事は、中央の国や

政界への陳情要望活動です。この為、地元の行政と経済界の意見を

取りまとめ、度々、東京に陳情に行きました。このような要望活動

を何十年も繰り返してやってきました。

 

中央のガードが余りにも硬いので、途中に何度か、こんなことをく

り返しても無駄ではないかと思った事もありました。正直、実現は

難しいと思ったときもありました。国の空港計画に神戸空港が組み

入れられたときは驚きました。最初は信じられませんでした。長い、

長い地元官民挙げての運動の成果でした。私の40年以上にわたる

団体職員生活で最も記憶に残る出来事でした。

 

私は、神戸空港が開港すると、一番機に乗せてもらって羽根空港に

行きました。一番機に乗って、飛行機が空港から飛び立ち、明石海

峡大橋の上を飛んでいく際に見た素晴らしい光景は忘れられません。

飛行機が旋回して東に向かって飛んでいく時に眼下に神戸の山や街

を眺めた時は感動しました。改めて神戸の街は美しいと思いました。

 

16日はあれから10年の記念すべき日です。長かったような、短

いような不思議な気持ちです。私は、神戸空港は日本で一番便利な

空港だと思っています。ポートライナーの駅を降りると5分で飛行

機に乗ることが出来ます。都心の三宮でも20分程度で行きことが

出来ます。神戸空港は海上空港ですので、24時間稼働できます。

 

しかし、国の方針で時間制限や便数制限があって,もてる機能を十

分発揮できないのが残念です。国際便もみとめられていません。中

国や東南アジアの便が飛ぶと大勢の観光客が神戸や関西にやって来

る事は間違いありません。今は、国の規制で宝の持ち腐れになって

いるのが残念でなりません。10周年を機に神戸空港がフルに活用

されるようになることを願ってやみません。

 

関係者の理解と努力を心から期待します。

神戸空港開港10周年、おめでとうございます!

 

2016.2、13. 里山 歩樹