ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】―早春のリハビリ散歩日誌

今朝は冷えました。

 

寒くて震えました。寒波がまたやって来て冬に逆戻りです。昨夜も

冷えました。何度か目が覚めたので、部屋の温度計を確かめると5

度でした。部屋の中で5度だから外では零度に近いはずです。2月

も中旬になりました。例年、これから3月にかけて寒くなります。

3月に入ってから雪が降ることがありました。冬はまだまだこれか

らです。気を緩めると風邪を引きます。これからが寒さのピークで

す。もうしばらく我慢しましょう。

 

今日は今週最後のリハビリの日です。病院に行く日ですので早く起

きなくてはなりません。一度6時頃に目が覚めました。まだ少し早

いと思って寝たのが間違いでした。次に目が覚めたら8時になって

いました。8時半にはタクシーが迎えにきます。急いで、着替えを

して朝食を食べました。

 

寒い冬は着替えに時間がかかります。慌てると余計に手間取ります。

朝食も急いで食べました。洗面所で歯を磨いていると「ピンポー

ン!」と呼ぶ音がしました。今日は少し遅れました。急いで玄関を

開けて出ると、運転手さんが寒そうに立っていました。少し待たせ

たようです。

 

外に出ると風が冷たく感じました。空を見上げると青空が広がって

います。青い空に白い雲が浮かんでいます.風はあります。玄関の

植木鉢に植えた梅にいつの間にか、白い花が二輪咲いています。今

年初めての白梅です。可愛い花を見ると寒さも忘れます。

 

「梅が咲く 我が家の庭に 春来たる 歩樹」

 

自動車の窓から外の景色を眺めると明るい陽射しが周囲の街路樹や

家々の屋根を照らしています。空気は冷たいですが澄んでいます。

冬枯れした山の景色もよく見えました。道を歩く人は皆、寒そうに

背を丸めて歩いています。

 

今日は、病院に着くのが少し遅れました。リハビリ室でストレッチ

をしてから外に散歩に出かける事にしました。外に行こうと病院の

廊下を歩いていると窓の一角にある花瓶に珍しい物が生けてありま

した。何と、麦の穂です。麦の穂を見たのは子供の頃に麦畑で遊ん

だ時以来です。

 

子供の頃はあちこちに麦畑がありました。麦の苗を足で踏むと麦が

よく育つと言われて、よく麦を踏んで遊んだことを思い出しました。

麦畑ではひばり賑やかな囀りが聞こえました。懐かしい思い出です。

 

いつものように坂道を上がって田圃の方に歩いていきました。強い

日差しが差してくると暖かく感じます。空には青い冬の空が広がっ

ています。冬晴れの良い天気になりました。しかし、山の方からは

冷たい風が吹き抜けます。風が顔に当たると寒くて震えます。

 

田圃の中を見ると陽が当たらないところが白くなっています.霜が

降りていました。田圃の畦道は霜で白くなっています。今日はそれ

だけ寒いという事です。太陽の光線が強くなってきたので陽があた

ると気温は急に上がりますが、陽が陰ると急に寒く感じます。

 

今日は久しぶりに山の方まで行く事にしました。坂道を上って行き

ました。山の麓にある広場に行って草が生えている土の上を歩きま

した。枯葉が沢山落ちています。歩くと靴に枯葉がくっつきます。

周囲の畑を見ると真っ白です。山の麓は陽が当たらないので霜で白

くなっています。広場も霜で白くなっています。私は、霜柱を踏み

しめながらあるきました。「サク、サク、サク!」という音が心地

よく感じました。

 

広場ではシダレ梅の古木がピンクの可愛い花を咲かせています。見

事な枝ぶりの梅の花です。雀が枝に止まって鳴いていました。梅の

花の蜜を食べているのでしょう。山からは冷たい風が吹いてきます。

陽が当たらないので寒く感じます。畑の野菜も寒さのせいで元気が

ないように見えました。山の中を見ると木々が落葉して裸の姿で林

立しています。空気が澄んでいるので、冬枯れした山の中がよくみ

えました。

 

寒くなってきたので山から下りることにしました。長い坂がありま

す。いつもこの坂を下りるときは緊張します。傾斜がきつくて苦労

します。病院まで100メーターはあります。この坂を下りる時は

寒い時期でも緊張して汗が滲みます。

 

何とか病院に着くと残り時間が少なくなっていました.約40分の

散歩でした。時間がないので病院のロビーで手のストレッチをして

もらいました。最後に血圧を測ると上が117、下が70でした。

寒い中を長く歩いた後にしては良い方です。

 

「霜柱 踏みしめ歩く 麦畑 歩樹」

 

2016.2.18. 里山 歩樹