ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【神戸通信】―神戸のイチゴ

今日も寒い日になりました。

 

晴れて天気は良いのですが、シンシンと冷えます。明るい光が部屋

の障子を照らしていますが気温は低くて、真冬のように感じます。

今日は、強い風が吹いています。時々、突風が吹いて庭木の枝が激

しく揺れています。空気は冷たくて乾燥しています。こんな日は気

温も下がります。朝方は晴れていた空も午後からは雲が広がってき

ました。気温もさらに低くなってきました。

 

空気が乾燥して風が強い日は花粉が多く飛びます。鼻がムズムズし

て、くしゃみが止まりません。家内も出かけて帰ってくると、くしゃ

みばっかりしています。今日は花粉が多いと言っていました。寒い

上に花粉の二重苦です。花粉が多い日は窓も開ける事が出来ません。

 

ガラス越しに庭を見ると薄暗い冬の景色です。庭の隅に植えてある

椿だけがピンクの大きな花を今も咲かせています。椿の花はもう一

か月以上も長く咲いています。同じ時期に咲いた山茶花はずーと前

に散ってしまっています。椿は寒い中でもピンクの綺麗な花を咲か

せる強い花ですね。

 

私は果物が好きで、毎食後は果物が欠かせません。今の時期はイチ

ゴが美味しい季節です。最近はもう毎日のように、イチゴを食べて

います。イチゴは私が暮らす川西地域でも畑にはイチゴの栽培がさ

れています。イチゴのシーズンになるとイチゴ狩りをさせてくれる

農家もあります。昔は、我が家でも裏の畑にはイチゴを植えていま

した。

 

私は、イチゴが食べたいので毎日、畑に行って、赤く熟したイチゴ

を探して食べていました。畑で採れた完熟のイチゴは甘い香りがし

ます。水洗いして食べると甘いのに驚きます。店で買ってきたイチ

ゴは砂糖やミルクをかけて食べましたが、自宅の畑で採ってきたイ

チゴは何もつけなくても甘くて、いくらでも食べる事が出来ました。

畑の土で育てたイチゴはハウスもののイチゴとは甘みが全く違いま

した。

 

イチゴは鳥や野ネズミ等が食べにくるので、畑に度々見張りに行っ

ていました。イチゴの苗は、祖母が畑の畝に丁寧に植えてくれまし

た。イチゴが腐らないように藁を土の上に置いていました。私は、

イチゴが熟すのが楽しみで毎日のように畑に行っていました。待ち

きれずに、未だ青いイチゴを採って食べたものです。私が子供のこ

ろは、イチゴは貴重品でした。イチゴにミルクをかけて食べるのは

最高の贅沢でした。

 

以前、能勢の農家に行って畑のイチゴを採った事がありますが、イ

チゴの実の大きさに驚くとともに甘さにビックリしました。何もつ

ける必要はありません。イチゴがこんなに甘いものだと初めて知り

ました。イチゴも品種によって味が全然違う事も知りました。

 

ところで、皆さん、神戸もイチゴの産地として有名なのをご存知で

すか。神戸市北区の二郎地区は高級イチゴの産地として有名です。

100年の歴史があると言われています。「二郎イチゴ」が高級ブ

ランドイチゴとして高い評価を得ています。今が旬でいちご狩りも

出来ます。

 

それにしても100年前からイチゴを生産していたとは驚きですね。

100年前の人は、イチゴをどのようにして食べたのでしょうね。

どんな人がイチゴを食べたのか興味あります。甘いイチゴにビック

リしたでしょうね。100年前と同じイチゴを食べると思うと嬉し

くなります.皆さんも、神戸の100年イチゴ「二郎イチゴ」を食

べてみませんか。

 

きっと、100年前の神戸の香りがしますよ。

私も、畑でイチゴを育てたいですね。

 

「イチゴ食べ 甘い味する 春近し 歩樹」

 

2016.2.27. 里山 歩樹