ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【神戸通信】―神戸にまた、美味しい飲み物が出来ました

昨日の夕方から降り出した雨が今日も降り続いています。

 

雨は激しく降っており、「ザーザー」という雨の音が部屋の中まで

聞こえてきます。春の長雨です。梅雨のようにシトシトと降ってい

ます。このところ雨がよく降ります。春になると雨の日が多くなり

ます。一雨ごとに春が深まっていきます。暖かくなって、雨が降る

と、野原や里山の草木,木々が芽吹き始めます。草花や樹木にとっ

ては、この時期の雨は恵みの雨です。

 

里山では、この雨で、ワラビが芽を出してくる時期です.里山の近

くにある竹藪では春の味覚タケノコが生えているでしょう。この時

期に、里山を歩くと、草木や木々の枝に豆粒のような新芽が一杯で

てきています。新緑の季節に向けて準備をしています。かすかに草

木の息吹の匂いが漂ってきて、気分がリフレッシュします。木々が

芽吹く姿を見ると、春だなーと実感します。

 

今日は冷たい雨が降り続き、気温も下がってきました.部屋の中で

座っていると足元から寒さが伝わって来ます。この前の暖かい春は

どこに行ったのでしょうか。冬に逆戻りです。この時期の寒さは、

身に堪えます。雨で太陽の光が差してこないので、昼でも薄暗くて、

気持ちも沈みがちになります。暗いとさらに寒く感じます。

 

夕方になって、ようやく雨が止みました。この雨で野山の草花や樹

木もタップリと水分を含んだことでしょう。明日は青空が見える春

ののどかな天気になってもらいたいものです。明日はリハビリの日

です。

 

ところで、今日の地元神戸新聞に興味のある記事がでていました。

神戸で、国の名水百選に選ばれている「布引渓流の水」を使って、

新たに地ビールを今月の16日から販売する事になったとのこと。

神戸にまた新しい飲み物が出来ました。

 

神戸は灘の酒の日本一の酒どころです。神戸ワインもよく知られて

います。さらに神戸ブランデーも生産して海外に輸出しています。

神戸ワインもブランデーも高い評価を得ています。これらのアルコー

ル飲料に加えて、この度、布引ビールが新たに加わりました。

 

布引の水は古くから「神戸ウォーター」として有名でした。赤道を

越えても腐らない水として外国船の船員に喜ばれていました。世界

の外国船が「神戸ウォーター」を求めて神戸港に入港してきました。

その名水で製造するビールは、とっても美味しいでしょうね。一度

飲んでみたいものです。

 

あ、忘れていましたが、神戸では古くから布引の水をつかった「

引サイダー」があります。神戸「神戸ウォーター」は今も市販され

ています。このように考えると、神戸は飲料水が全部そろっていま

す。飲料水の宝庫ですね。

 

ところで、布引の水も灘の酒の原料の「宮水」も六甲山から生まれ

た水です。六戸山の伏流水です。六甲山の恵みです。神戸はコーヒー

の街ですが六甲の水でコーヒーを作ると美味しいと言われています。

このように考えると、六甲山は神戸の宝ですね。

 

私は若い時にはよく、六甲山に遊びに行きました、聞くところによ

ると、山を手入れする人が少なくなって、山が荒れているようです。

山が荒れて保水力が低下すると洪水などの大災害の原因になります。

 

また、六甲は豊かな自然を有するかけがえのない観光資源です。神

戸の市民は、あまり、六甲山に行かないように思います。あまりに

身すぎて六甲山のありがたさ、素晴らしさがよく分かっていないの

ではないかを思う事があります。神戸の街づくりや経済の活性化に

おいて、六甲山の重要性を再認識して、その資源を最大限に生かし

ていくべきでしょう。

 

今日の、布引ビールの記事を読んで、六甲山の素晴らしさと有り難

さを改めて認識しました。神戸市民の皆さん、六甲山をもっと大切

にしましょう。そして、六甲山が生み出した灘の酒、神戸ワイン、

神戸ブランデー。神戸ウオーターをどんどん、飲みましょう。六甲

山にもっと生かしましょう!

 

六甲山は神戸のかけがえのない宝です。

もっと六甲山に行きましょう!

 

2016. 3.14. 里山 歩樹