ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】―青函連絡船の思い出

やっと、神戸でも開花宣言がありました。

 

神戸地方気象台が今日26日の午前にソメイヨシノが開花した宣言

しました。東京や大阪に比べると5日程遅れましたが、それでも、

昨年より1日早い、平年より2日早い開花となりました。いよいよ

春本番の季節になりました。

 

今日も寒い日になりました。桜は開花しましたが、このところ寒い

日が続いています。今日は昨日よりさらに寒くなったように感じま

す。花冷えですね。天気予報では来週はさらに寒くなって真冬の寒

さが戻ってくると言っています。もう、4月なのに、いつになった

ら春の暖かい日が訪れるのでしょうか。穏やかな春が早くきてほし

いですね。

 

昨日、桜餅の事をブログに書きましたら、今日の昼食のデザートに

家内が桜餅を買ってきてくれました。ビックリしました。以心伝心

ですね。久し振りに食べた桜餅は桜の香りがして、とても美味しかっ

たです。春が来たと実感しました。家内に感謝です。ありがとう。

 

わが家のチューリップにも花が芽を出してきたようです。先日、家

内が、花が芽を出したと知らせてくれました。今年は花が咲くのが

遅いので心配していましたが、安心しました。どんな色のチューリッ

プが咲くか楽しみです。また、一つ楽しみが増えました。いよいよ

春本番です。

 

今日は薄曇りの天気です。空には灰色の雲が浮かんでいます。太陽

の陽差しも弱くて、気温が上がりません。風もあります。肌寒い日

になりました。寒い日になったので昼食はカレーにしました。カレー

を食べると汗が出て、体が温まります。寒い時はカレーに限ります。

カレーには癒し効果があるように感じます。

 

今日の夕刊を読むと一面に北海道新幹線が開業したと大きく報じて

いました。凄いですね、本州と北海道が新幹線でつながるなんて、

私が北海道旅行をしたころは考えられませんでした。記事を読んで

いると、大学生の時に北海道に旅行をした時のことを思い出しまし

た。

 

その頃は北海道に渡るには青函連絡船を乗る必要がありました。青

函トンネルは、まだ、開通していません。大阪駅から、鈍行列車に

乗って、青森までいって、青函連絡船に乗船しました。私は船に弱

いので、船酔いしないか心配でしたが、実際に乗ってみると、まっ

たく揺れません。動いているのが分からない程静かでした。青函連

絡船は予想したより大きな船でした。私は初めての船の旅でした。

 

船のデッキから船が岸から離れて行く光景に眺めていると、何故か

感傷的になった事を覚えています。岸に向かって手を振っていると

何故かウルッとしました。私は船室に入らないでデッキで初めての

船の旅を楽しみました。

 

船が岸を離れていくと大勢のカモメが船についてきます。デッキに

いる私の目の前を白いカモメが飛んでいます。乗客が餌を投げるの

を待っているようでした。カモメをあんなに近くで見たのは初めて

でした。盛んに甲高い鳴き声を上げていました。

 

離陸して、気がつくと周囲には海しか見えません。見えるのは真っ

青な大海原だけです。初めて見る雄大な景色に、私は感動しました。

頭の中が空っぽになって、放心状態で、ただ、ボーと海を眺めてい

ました。こんな気持ちになったのは初めての経験でした。

 

しばらくすると遠くの方に陸が見えてきました。船内放送で北海道

が見えると知らされました。デッキから遠くに見える島のようなも

のを眺めて、あれが北海道かと思うとワクワクした気分になりまし

た。陸に近くなると、また、カモメが増えてきました。沢山のカモ

メの出迎えがありました。

 

函館の港に着岸して、下船して北海道の土を初めて踏んだ時は、何

故か感動しました。新しい島を発見して上陸したような気持ちにな

りました。その時は海の下を列車が走るなんて夢にも思いませんで

した。新幹線に乗って北海道に行けるなんて夢のようです。

 

北海道も近くなりました。しかし、トンネルではあの雄大な景色が

見えません。確かに短時間で行くことが出来るようになりましたが、

ゆったりと船旅を楽しむのもいいですね。北海道は時間を気にしな

いでゆったりと大自然を楽しみたいものですね。

 

北海道新幹線も乗ってみたいですが、できる事なら、もう一度青函

連絡船に乗って、北海道を旅行したいものです。

 

今となっては、遠い、遠い、昔の懐かしい思い出です。

 

2016.3.26. 里山 歩樹