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ひょうご☆ふるさと~風だより。

グルメもファッションも山も海も豊かな兵庫・神戸の魅力を、里山から毎日発信します。ようこそ神戸へ!

神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
兵庫いいとこ何度もおいで♪

【日常通信】-蛍の季節になりました

今日は曇り空です。

 

青空が見えないのは久しぶりです。このところ夏のようなカンカン

照りの日が続いています。もう、そろそろ雨が降りそうです。梅雨

も近いですからね。草木もお湿りが欲しい時期でしょうね。初夏の

時期の花と言えば、ショウブとあやめ、カキツバタを思い浮かべま

す。新聞に神戸新聞によると神戸北区の森林植物園では白や紫の花

をつけたカキツバタが初夏の水辺を彩っている奇麗な写真が載って

いました。

 

私は初夏や梅雨の時期に咲くあやめや菖蒲、カキツバタの花が大好

きでした。上品な佇まいの姿が気に入っていました。雨に濡れなが

ら、花びらを風に吹かれる姿が、何とも言えない風情が感じられま

した。ところが、私は菖蒲とあやめ、カキツバタの違いが分かりま

せんでした。今もよく分かりません。皆さんはご存知ですか。

 

菖蒲は昔暮らしていた自宅の裏の畑でも初夏になると自然に芽を出

して青い葉を伸ばして白や紫の花を咲かせてくれたことを今も思い

出します。菖蒲は悪いものを予防すると言われていました。菖蒲の

葉っぱをお風呂に入れて、体を洗った思い出があります。

 

菖蒲の良い香りが漂って気持ちが良かった記憶があります。畑から

菖蒲を取ってきて、自宅の屋根に放り上げて邪気を払いました。私

は屋根の上に菖蒲を放り投げるのを楽しんでいました。

 

あやめは自宅の近くにあやめ池と言われていた小さな池があって水

辺に沢山のあやめが色とりどりの花びらをヒラヒラと風で揺れてい

ました。雨でしっとりと濡れたあやめの花びらには風情が感じられ

ました。あやめの花の事を思うと何故か、私は梅雨の季節の光景が

おもいだされます。不思議ですね。初夏の季節の思い出と言えば蛍

があります。

 

先日、病院に行くと宮崎出身の先生が患者さんに宮崎では蛍が飛ん

でいますと話していました。兵庫県の川西地域でもそろそろ蛍の姿

が見られる時期になりました。田植えが終わると川岸や水田に蛍が

飛ぶようになります。蛍は夏の風物詩でした。夜、川や田圃に行く

と無数の蛍がほのかな光をつけて飛んでいます。もの凄い数です。

どこから湧いて来たのか不思議でした。

 

暗闇の中で光る蛍の姿は幻想的でした。夜になると毎日のように、

家族で蛍を採りに出かけました。必ず、長い竹箒を持っていきまし

た。蛍は網で採るより、竹の長い箒の方がよく採れました。蛍は二

種類いました。小さな蛍はひめボタルで私達は平家蛍と読んでいま

した。おおきな蛍は源氏蛍と呼んでいました。私は大きな源氏蛍を

追いかけました。

 

蛍は暗くなるとますます数が増えてきます。どこから湧いてくるの

か不思議でした。ある時、私は昼に蛍が飛んでいた場所に行って、

蛍を探しましたが草むらに白い泡のようなものが一杯ありましたが、

それが蛍の棲み家なのかどうか、最後まで、分かりませんでした。

蛍は水の中から湧いてくるようでした。蛍は近寄っても逃げようと

しません。手でも採る事ができました。

 

蛍の幻想的な光が水田の水面に映っていました。本当に幻想的な光

景でした。蛍はすぐに虫かごに一杯になりました。家に帰ると家の

中に蚊帳を吊って、蚊帳の中に蛍を飛ばして楽しみました。電気を

消して蚊帳の中で飛ぶ蛍も風情がありました。

 

夏の夜は毎日、蛍と採りに行くのが楽しみでした。蛍を採りに行く

ときは、母には、必ず、長靴を履いて行くように言われました。田

圃のあぜみちを歩くといろいろな生き物がいました。カエルは勿論、

蛇もいました。蛇の目は、夜は光って見えました。蛍と間違えない

ように気をつけました。

 

夜になると涼しい風が吹いてきて、心地良く感じました。それでも

ホタル採りに夢中になっていると汗をかきました。家に帰ると風呂

に入って汗を流します。浴衣に着替えて夕食を食べるのが日課とな

りました。雨の日は蛍を採りにいけないのでガッカリしました。今

は、蛍の姿を見かける事が少なくなりました。

 

今でも、能勢の黒川の奥のほうまで行くとホタルの幻想的な乱舞の

光景を見る事ができようです。

 

また、蛍が乱舞する景色を見たいですね。

 

「水田に ホタルの乱舞 夏の夜 歩樹」

 

 

2016.5.25. 里山 歩樹