ひょうご☆ふるさと~風だより。

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里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】-広島

今日は朝から曇り空です。

 

空には灰色の雲が広がっています。雲に遮られて陽が差してきませ

ん。日中でも暗くて気持ちも沈みがちになります。湿度が高くて、

ムシムシした天気です。体が重たく感じます。何となくだるくてし

んどく感じます。兵庫県ではまだ、梅雨に入ったとは聞きませんが、

空の景色は梅雨のようです。雨は降っていませんがどんよりとした

空は梅雨を思わせます。今夜からは雨になりそうです。

 

湿度が高いのでジメジメして少し動くだけで汗が滲んできます。近

年は。雨が降る時はゲリラ豪雨のようになってどっと降ります。激

しい雨になって水害が発生する事が多くなりました。昔は梅雨の雨

はシトシトと糸を引くような雨が何日も続いたものです。私は梅雨

と言えばそんな長雨を思い浮かべます。

 

梅雨の時期は、2キロも先の小学校まで長くツを履いて傘をさして

田圃道の中を歩いて行ったことを思い出します。子供の時は雨の日

も楽しかった記憶があります。何故か、ゴムの長靴を履くのが嬉し

かったように思います。

 

態々、水溜りを選んで、ゴム長靴を履いて歩きました。水溜りの中

を「ピチャピチャ」と音をさせながら歩くのが好きでした。長靴の

中には水が入ってきて、靴下は濡れてしまいました。田圃の一本道

を一列に並んで歩いて行きました。

 

田圃の畦道を歩いて行くとカエルが驚いて水田に飛び込んでいきま

す。水田の中を見るとオタマジャクシがうようよ泳いでいます。ア

メンボやミズスマシもいました。梅雨の雨の中の田圃道を歩いて行

くのが楽しかった記憶があります。

 

今日は土曜日でリハビリはありません。時間があるので、朝刊をゆっ

くりと読みました。やはりトップニュースはオバマ大統領の広島訪

問でした。終戦から70年以上が経て、やっと実現しました。国と

国との関係というのは、修復するのに大変な年月が必要だと言う事

がよく分かりました。

 

何十万人の無垢の市民が原爆で亡くなった事にオバマ氏から謝罪の

一言もなかったことは残念ですが、一国のトップが謝罪する事はそ

う簡単ではない事がよく分かりました。いろいろと難しい事情があ

る中で、広島を訪れたオバマ氏の勇気に敬意を示したいと思います。

私も現役の時に、仕事で広島に行ったときに1人で平和公園に行っ

た事があります。朝刊を読んで、その時の事を思い出しました。

 

平和公園に着くとまず、資料館に行きました。人は多くはありませ

んでした。展示物をみて絶句しました。言葉が出ませんでした。た

だ、ぼう然と眺めていました。自然と涙が出てきました。こんな残

酷な事があってもよいのかと怒りがこみあげてきました。

 

私は堪らなくなって資料館を早く出ました。あまりのショックに、

しばらくは何も考えられませんでした。ショックでした。後にアメ

リカでは原爆投下を正当化する世論が強いと聞いて驚きました。資

料館を見た私には信じられませんでした。

 

原爆ドームにも行きました。今も記憶に残っているのは、慰霊碑に

沢山の千羽鶴が供えられていることでした。私が行った日も女学生

が新しい千羽鶴を慰霊碑に飾っていました。ドームの姿も忘れる事

が出来ません。

 

今日の新聞を読んでいると核兵器は今も増えているとの事。何と世

界に1万5千以上の核があると出ていました。人間は何と愚かな存

在かと思います。地球を何回も滅ぼしてしまう程の核兵器を作って

どうするつもりですかね。馬鹿さに呆れます。

 

核兵器に莫大な資金をかけています。一方で貧しくて苦しんでいる

人が世界には溢れています。この現実をどのように考えるのか、私

には理解ができません。核の保有国のトップは広島を訪れるべきだ

と思います。

 

これから、何十年、何百年、何千年かかろうと、人類の存続の為に

は核を廃絶すべきだと考えます。世界のトップは、一度は広島を訪

問すべきです。そして核の悲惨さを実感すべきです。今回のオバマ

大統領の広島訪問の記事を読んで、改めて核廃絶の重要性を感じま

した。

 

ノーモア広島!

ノーモア長崎!

 

2016.5.28. 里山 歩樹