ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】-我が家のシロのこと

今日もムシムシする蒸し暑い日になりました。

 

雨は降っていませんが、曇り空で鬱陶しい日です。湿度が高くてジ

メジメします。今日は気温も低くて昼になっても上がりません。少

し肌寒く感じます。このところ肌寒い日が続きます。湿度が高くて

肌寒い日は風邪を引きそうになります。

 

今日も自主リハビリで家の中を歩いたところ、すこし歩くと汗が滲

んできます。湿度が高い日は体が重たくて歩くのも力が入ってしま

います。蒸し暑いのでガラス戸を開けても風がありません。湿気の

含んだ空気が入ってきました。

 

わが家の庭の真ん中に植えてある槙野の木が、青葉が茂って大きく

なっていました。形の良い槙の木です。わが家の庭の真ん中にどっ

しりと立っています。亡き母の自慢の植木でした。以前は槇の木の

近くに犬を飼っていました。

 

私は、子供の時から動物が好きでした。家に犬や小鳥を買っていま

した。母も犬が好きでした。家の中でスピッツを飼っていました。

子供のように可愛がっていました。家族の一人でした。スピッツ

なくなった後に白い犬を貰ってきました。普通の犬です。シロと名

付けました。

 

シロの世話は私の仕事でした.シロは力が強くて母の手には負えま

せんでした。よく鳴きました.外に行きたくなると大きな声で鳴き

ました。散歩に出ない限り鳴き止みません。わがままな犬でした。

母の言う事は聞きませんでした。私の場合は怖いので、しぶしぶ従

いました。

 

散歩に出かけるとものすごい力でロープを引っ張っていきます。つ

いて行くのが大変でした。私は全速でシロを追いかけました。家の

近くの原っぱに行くと、首輪を離して自由に遊ばせました。シロは

喜んで広い原っぱを駆けまわっていました。シロは、時々、野ネズ

ミのような小動物をくわえてきました。その時のシロは得意げな顔

をしていました。

 

シロは山に行くのが好きでした。山の中に入って首輪を離すとどこ

かに行って、しばらく帰ってきませんでした。私が帰る頃になって

山の中から出て来ました。シロの体を見ると、イガイガや雑掌の種

が一杯ついています。イガイガ等の草の種を取るのに苦労しました。

私は、雨の日でも雪の日でもシロを散歩に連れていきました。寒い

冬の散歩は大変でした。特に雪が降った日の散歩は寒くて辛かった

記憶があります。

 

冬のある朝、犬小屋から子犬の鳴き声が聞こえます。不思議に思っ

て犬小屋の中を覗くと赤ちゃんが生まれていました。双子でした。

私が子犬を抱こうとするとシロは私を威嚇しました。シロが怒った

顔を始めて見ました、子犬を採られると思ったようです。二匹とも

シロ毛でした。

 

お腹を空かしているようなので、ミルクをやると、夢中になってい

ました。二匹はどんどん大きくなっていきました。白い人気者にな

りました。子犬の世話も私の仕事でした。子犬は、少し目を離すと

外に出ていってしまうので。家から出ないようにするのに大変でし

た。

 

それから、数年後に、シロは突然亡くなりました。私は強いショッ

クを受けました。それからは我が家では動物は飼わないようになり

ました。シロは家族でした。

 

賢い犬でした。

私は今も犬の鳴き声を聞くと、シロを思い出します。

 

2016.5.30. 里山 歩樹