ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】-赤トンボ

今日も薄曇りの天気になりました。

 

日は差してきますが弱くて明るくありません。強い風が吹いていま

す。庭の植木の枝が風に大きく揺れています。縁側に家内が干した

洗濯物が風で飛ばされそうになっています。上を見上げれば灰色の

雲が空を覆っています。今にも雨が降りそうな空模様です。

 

家内は雨が降らないうちに亀吉の散歩をさせています。このところ、

台風の影響でカラッと晴れる日がありません。気温は一時に比べる

と下がってきましたが、日中はまだまだ暑く感じます。特に蒸し暑

く感じます。台風10号は東北に大きな被害をもたらしています。

 

新聞によると岩手県では今も600人もの人が孤立しているようで

す。今年は台風が多いのが気になりますね。また、台風12号が勢

力を強めて九州の方に向かっているようです。今までに激しい雨が

降っているので、この上に大型の台風が来ると水害が発生するので

はないかと心配になります。

 

今日、長男が成田からアメリカのデンバーに飛び立ちます。二、三

日遅れていると台風に合っていたかも知れません。長男は学会への

参加ですが、無事に帰ってくることを祈ります。土産話が楽しみで

す。

 

今日は土曜日でリハビリもお休みです。いつものように新聞や雑誌

を読んで時間を過ごしました。今日の新聞で気になったのは、待機

児童問題です。新聞の記事によりと待機児童の数が増えているとの

ことです。確か私の記憶では,待機児童の解消は政府の公約で会っ

たはずです。なのに、待機児童数が減るどころか増えています。ど

ういうことですかね。

 

女性が活躍できる社会の実現を言いながら、こんな問題一つ解決で

きない政府とは政治家は一体何をしているのでしょうかね。保育士

の不足がネックになっていると言われていますが、私は子育ての経

験が豊富な主婦をもっと活用したらよいと考えます。

 

やる気があればいろいろと方法はあります。出来ないのは、本気で

やる気が無いからだと思います。少子化対策と言いながら、スロー

ガンばかりで,実行が伴いません。待機児童問題一つ解決できない

ようでは、何も解決しません。政府トップの強いリーダーシップが

求められています。

 

今日の新聞では安倍総理とロシアのプーチン氏との会談がトップ記

事になっていました。安倍総理は経済協力を進めることによって北

方領土問題の譲歩を引き出したいようですが、新聞の記事を読んで

いるとプーチン氏に主導権をにぎられているように感じられて不安

になります。安倍総理にはあまり前のめりにならないで、慎重に進

めて欲しいですね。

 

このところ朝晩は急に涼しくなってきました。先日久しぶりにリハ

ビリで外に散歩に出かけると、稲穂が色づく田圃の上を赤トンボが

飛んでいました。赤トンボを見ると子供の頃に赤トンボを追いかけ

た事を思い出します。子供の頃は夏も終盤になり、秋が近くなると

無数の赤トンボが群れをなして飛んでいました。

 

赤トンボは夕方になるとどこからが飛んできました。ものすごい数

です。沢山の赤トンボが群れながら、原っぱや道の上を飛び回って

います。赤トンボは一斉に同じ方向に向かって行ったり来たりして

います。私は網を持って赤トンボを追いかけました。

 

私が網で捕まえようとすると赤トンボは、急に方向を変えて飛んで

行きます。空は赤トンボで一杯です。どんどんと赤トンボの数が増

えていきます。どこから湧いてくるのか不思議でした。赤トンボが

飛ぶ景色は晩夏の風物詩でした。私は秋になると原っぱで赤トンボ

を追いかけたことを思い出します。

 

私の子供の頃は赤トンボだけでなくいろいろな種類のトンボが沢山

いました。だけど、赤トンボの数には驚きました。突然、どこから

か無数の赤トンボが飛んできます。私は、赤トンボの群れを追いか

けるのが楽しくてたまりませんでした。私は「赤トンボ、羽根を取

ると唐辛子!」と言いながら赤トンボを追いかけました。

 

あとで知ったことですが、赤トンボは暑い夏は涼しい高い山の上で

過ごして、秋が近くなって涼しくなると山から一斉に下りてくるよ

うです。猛暑の夏は避暑で、山で過ごして、涼しくなってから里に

下りてくるなんて贅沢な赤トンボです。

 

今は田圃などで赤トンボを見かけても数匹が飛んでいる程度です。

昔のように赤トンボが群れをなして悠然と飛んでいる光景は見なく

なりました。空が赤トンボで見えない程の無数の赤トンボが飛ぶ光

景は見事でした。

 

遠い遠い、昔の思い出です。

懐かしい故郷の思い出です。

 

「赤とンボ 群れをなし飛ぶ 秋気色 歩樹」

 

2016.9.3. 里山 歩樹