ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】-鹿児島旅行―その3

今日は曇り空。

 

二日間続いた青い空が広がる秋晴れも今日で終わりました。天

気予報によると夕方から雨になって明日も雨模様の天気になる

ようです。秋の天気と何とかは変わり易いと言いますがその通

りですね。

 

今日のニュースで九州の阿曽山が36年ぶりに爆発的に噴火し

たと伝えています。熊本は先般の大地震からの傷が未だ癒えて

いないのに、今回の阿蘇の噴火で復興が遅れることが心配され

ます。

 

このニュースを聞いて私はヒヤッとしました。鹿児島の桜島

も数年ぶりに噴火して白い煙が見えました。幸い小さな噴火で

したので問題はありませんでしたが、阿蘇のような大噴火であ

れば帰れなかったかもしれません。今の時代は何が起こるかわ

かりませんね。

 

数年前は木曽の御岳山が爆発して沢山の犠牲者が出ました。そ

して今年は桜島の噴火に続いて阿蘇の大噴火です。日本の火山

が活動期に入ったようで不気味ですね。先日、雑誌を読んでい

たらある地震学者が富士山もいつか噴火かする恐れがあると言

っていたのを思い出します。

 

私達は、鹿児島での二日目は指宿温泉に行きました。指宿まで

はJRの鹿児島駅から列車に乗っていきました。列車は鉄道マ

ニアに有名な観光列車「たまてばこ号」でした。大変な人気で

なかなか予約が取れないようですが、娘が頑張って4人の座席

を抑えてくれました。

 

タクシーで鹿児島駅に着くと、観光列車の乗り場では大勢の鉄

道ファンの人が盛んに写真を撮っています。「たまてばこ号」

ディーゼル車でした。黒の色に白の色でデザインされていま

した。私達は、列車の前に並んで記念写真を撮りました。座席

は窓の方を向いた4席でした。座席からは外の景色がよく見え

ます。

 

なぜ「たまてばこ号」というのか列車に乗って分かりました。

行き先の指宿は浦島太郎伝説の町だからです。鹿児島駅から指

宿駅までは小一時間で到着しました。列車の車窓からは桜島

綺麗に見えました。列車は錦江湾(鹿児島湾)に沿って走って

いきます。目の前には広い青い海が広がっていました。台風の

影響で波が泡立つのが見えました。

 

桜島のいろいろな角度で見ることが出来ました。列車に乗って

こんなに綺麗な桜島が見えるとは予想もしませんでした。私は

勿論、義母の列車の旅は本当に久しぶりで少し興奮しました。

列車の旅はのんびりと車窓の景色を楽しむことが出来て最高の

気分です。

 

車内では運転手の帽子を借りて記念写真を何枚も撮りました。

車内では指宿サイダーを飲みました。家内と娘は地元のビール

とプリンを買って呑んでいました。指宿は南国の町で、夏のよ

うに気温が高いのに驚きました。指宿では駅の職員や店の店員

さんはアロハシャツを着ていました。外に出ると強い日差しが

肌を刺します。真夏の陽気です。

 

私達は指宿駅に到着すると予約しておいた観光タクシーで指宿

の観光地を回りました。タクシーの運転手さんは地元の年配の

人で、鹿児島弁で説明をしてもらいます。鹿児島弁を聞くと九

州に来たなと実感します。旅情が一段と高まるように思いまし

た。

 

私達はまず初めに浦島神社に行きました。浦島の玉手箱が祀っ

てあるという事でした。神社は朱色で琉球の糧物のようでした。

神社のすぐ前は東シナ海が広がっています。私達はそこで珍し

い花を見ました。彼岸花ですが色が黄色です。黄色の彼岸花

鹿児島だけだそうです。彼岸花と言えば赤か白の花と思ってい

たので驚きでした。

 

次にいったのはJRの最南端の駅でした。そこには何故か黄色

いポスト立っていました。私達はそこでもポストの前に並んで

記念写真を撮りました。海の近くに行くと開聞岳が綺麗な姿を

見せています。

 

開聞岳は海の中にそびえています。高さは1100メートル近

くあると聞きました。海底が隆起してできた山という事でした。

青空の下の開聞岳の姿は薩摩富士と言われるように美しいシル

エットでした。

 

私達は、次に池田湖に行きました。池田湖は火山の噴火の後に

できた湖です。水深は200メートル以上あるとのことでした。

大うなぎいる事で有名です。おおきなものでは2メートルを超

えるうなぎがいるようです。

 

私達は湖の近くの店で水槽に入れられたうなぎを見に行きまし

た。1.6メートルのうなぎが水槽の中で横たわっていました。

こんな大きなうなぎを見たのは初めてです。国の天然記念物に

指定されているとのことでした。

 

ついでに言うと、鹿児島はうなぎの養殖では日本一都のことで

す。

池田湖には幻の怪獣が棲んでいるという伝説があると運転者さ

んはいっていました。

(続)

 

2016.10.8. 里山 歩樹