ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
里山歩樹が兵庫の里山から元気に発信します。
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【日常通信】-「餅つき」

今日も寒くなりました。

 

最近は日々、寒さが増してきます。今日、部屋の中の温度計を

見ると、10度を下回っています。昨日よりさらに寒くなりま

した。今日は、1月の寒さになりました。空には青空が見えて

います。日差しも時々差してきます。しかし、昼になっても気

温が上がってきません。

 

家の中にいると底冷えしてきます。ジーとしていると足の指先

が冷たく感じます。今日は、風はありませんが空気が冷たくて

乾いています。空気が乾くと手足の肌が乾いて痒くなってきま

す。その為に私は、こまめに水分を取るように努めています。

水道の水を飲むと水が氷のように冷たくなっています。

 

今日は日曜日でリハビリはありません。1週間が経つのは早い

ですね。1週間があっと言う間に過ぎていきます。リハビリに

行かないと一日が長く感じます。今日も、自宅で自主リハビリ

をして過ごしました。家の中で屈伸運動を繰り返しました。運

動して体を動かすと寒さが少し和らぐように感じます。

 

今日の新聞を読むと、昨日は週末で神戸の商店街やデパートは

大変な人出で賑わったようです。神戸ルミナリエも昨日は長蛇

の列で最後尾から入り口に行くのに1時間半もかかったと知人

がメールで言っていました。昨日は今年最高の55万人以上の

人が訪れたようです。

 

今年は例年より参加者が少なくて心配されていましたが、昨日

の人出で関係者はほっとしたようですね。今年のルミナリエ

今日で終わります。あっと言う間に終わります。早いものです

ね。今年も暮れを迎えます。

 

私が子供の頃は、年の暮れになると、田舎の家では餅つきが始

まります。昔は田舎ではどの家で派餅をつく臼と杵がありまし

た。家の竈を使って、「せいろ」でもち米を蒸してから。湯気

が出ているもち米を臼に移して杵で餅つきをしました。竈は薪

で火を燃やします。

 

家庭での餅つきは年の暮れの田舎の風物詩でした。暮れになる

とあちこちから「ぺったんぺったん」と言う音が聞えてきまし

た。男性が杵を受かって餅をつく傍で祖母が熱い餅をこねまし

た。餅をよくこねるために水をタイミングよく注いでいました。

見事な連携プレーでした。私も杵で餅つきをしましたが、杵が

重たくてうまく出来ませんでした。

 

餅がうちあがると木のたらいに移して餅をまるめます。餅を丸

めるのは子供の役割でした。私はつきたての餅を丸めるのが好

きでした。まだ湯気が出ている餅をさわると気持良く感じまし

た。

 

餅が出来ると、大根おろしをまぶして「おろし餅」を食べまし

た。おろし餅は、少し辛く感じますが、スッキリした味で喉触

りが良くていくらでも食べられました。おろし餅の味は最高で

した。おろし餅は餅をついた時しか食べる事が出来ません。

 

餅をのし餅にして固くなると薄く切って陰干しにすると手作り

のかき餅になりました。かき餅には豆や小海老。海苔、砂糖な

どの這入ったいろいろなかき餅がありました。かき餅は火鉢で

焼いておやつにして食べました。私は砂糖の這入ったかき餅が

大好きでした。

 

のし餅をさいの目に刻むとあられになりました。私は我が家の

手作りのあられが大好きでした。餅をつくと、出来立ての餅に

黄な粉をまぶして「安倍川」にして食べました。餡をまぶすと

「あんころ餅」になります。

 

丸餅は火鉢で焼いて、砂糖醤油をつけて食べました。火鉢で丸

餅を焼くとプーと膨らんできます。餡の這入った丸餅を火鉢で

焼くと、餡の香ばしい香りがしました。私は餡入りの丸餅が大

好きでした。餡餅はすぐになくなりました。

 

わが家では今の家に引っ越しするまでは長く臼と杵が置いてあ

りました。自宅で餅をつかなくなってから長くなりますが、臼

と杵は何時までも置いてありました。最近は便利な餅つき器が

出来て簡単に餅が出来るようになりました。

 

しかし、私は、家で臼と杵を使ってついた餅が一番美味しいと

思います。大根おろしをまぶした「おろし餅」の味は絶品でし

た。今も時々思い出す事があります。わが家手づくりのカキ餅

とあられの味も最高でした。

 

「餅をつき かき餅を焼く 懐かしや 歩樹」

 

もう一度竈で餅米を蒸して、自宅で餅つきをしたいですね。今

となっては臼と杵を使った餅つきは過去のものとなりました。

しかし、私にとっては、餅つきは子どもの時の忘れられない思

い出です。

 

懐かしい思い出です。

 

2016.12.11. 里山 歩樹