ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「神戸・三宮の再開発について」

今、神戸の都心の三宮駅では大規模な再開発構想が進められています。神戸は大震災の影響によって、大阪、福岡、川崎などとくらべて、都市インフラの整備が遅れてきました。それを取り戻そうとして、都心の再開発が急ピッチで進められようとしています。

 

その第一弾として、阪急三宮駅ビルの建て替えが進められている。30階ぐらいの超高層ビルです。JR三宮駅ビルも、建て替えが検討されています。先般、雲井地区の第一期の再開発計画が発表されていました。これも、30階建ての超高層ビルで、ツインのビルが建設される計画です。そこには、劇場やホテル、図書館が入る予定で、一階には関西で最大のバスターミナルが計画されています。

 

そのほか、神戸の三宮地区では神戸市役所の第二庁舎が計画されています。これも高層ビルにあり、そのなかにはホテルも計画されています。神戸の都心は、超高層ビルが林立して、神戸の街の景観は、一気に変わってしまうのではないかと私は懸念しています。私は神戸の街の景色が変わって、神戸らしさがなくなるのではないかと懸念しています。

 

先般、神戸では、三宮地区でのタワーマンションの建設を規制することを決めました。私は英断だと思っていました。ところが、今回の計画では、超高層ビルが計画されています。マンションが駄目で業務ビルが良いというのはよく理解できません。

 

私は、神戸には高い超高層ビルは似合わないと思います。神戸の街の特徴の一つとして、広い青空がどこからも見えることです。超高層ビルはこの景色を遮ってしまいます。神戸は大阪、東京などと違って、ヒューマンスケールの街です。人間にやさしいヒューマンスケールの街づくりを進めていくべきだと思います。

 

イメージのよくない電柱や陸橋のない街。世界でもっとも進んだユニバーサルデザインの街づくり。市街地のなかに広い公園をつくり、木々が茂る緑豊かな街。神戸の街路樹を今の2、3倍に増やして三宮地区がゆったりと歩いて楽しめる街を目指すべきだと思います。

 

そして、街の中一杯に緑と花があふれる街をつくってもらいたいと思います。特に心配なのは、超高層ビルは災害に弱いということです。25年前の大震災では、ライフラインがストップして高いビルは陸の孤島となることを身をもって経験しました。

 

神戸の街には高いビルはいりません。

皆さんはどう考えられますか。

 

里山 歩樹 2019.11.13 水曜日 午後4時30分