ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【神戸通信】ー「神戸とクリスマス」

今日は、特に寒い日でした。

リハビリのために外に出ると、冷たい風が吹いてきてふるえました。玄関の手すりにふれると、氷のように冷たくなっていました。車窓からの景色もすっかり冬模様です。家の中には花にクリスマスの装飾をしているところもあります。いよいよクリスマスシーズンになりました。

 

神戸はクリスマスとは密接な関係があります。クリスマスに飾るクリスマスツリーやクリスマス雑貨は、かつては神戸でほとんど生産されていました。神戸はクリスマス雑貨の一大生産拠点でした。

 

神戸のクリスマス雑貨は、世界各国に神戸港から輸出されていました。当時、クリスマス雑貨は日本の重要な輸出品でした。神戸のクリスマス雑貨は品質が良いので有名でした。世界各国で神戸のクリスマス用品がクリスマスのときに飾られました。

 

神戸はクリスマス商品のメーカーが多く、その企業が集まったクリスマス雑貨組合も神戸港の近くのビルにありました。しかし、その後、急速な円高の影響で輸出ができなくなり、中国などの海外の企業に市場を奪われました。

 

私が若い頃は、クリスマス雑貨のほとんどが神戸で生産されたものでした。神戸のクリスマス雑貨は、デザインや品質がよいので高級品として高く評価されていました。残念ながら、今ではクリスマス雑貨を生産する企業はほとんどなくなりました。私はクリスマスになると、神戸のクリスマス雑貨のことを思い出します。

 

それと、クリスマスに忘れてならないのはマッチです。クリスマスのローソクに火をつけるのは、以前はマッチでした。そのマッチも、以前はほとんど神戸で生産されていました。マッチも世界各国に輸出されていました。その神戸のマッチも、我が国の重要な輸出産業でした。

 

神戸には、日本のマッチ王と言われた企業家がいました。その人がマッチ製造の最新の機器を外国から購入して神戸で大量生産して輸出し、大成功をおさめました。神戸にたくさんのマッチメーカーがありました。マッチ工業組合という組織も神戸にありました。今でもマッチ会館があり、そこではマッチの歴史がわかる資料が展示されていると聞きます。

 

マッチも、今ではライターに代わりました。そのため、マッチは、広告用のツールとして使われるだけになりました。マッチのラベルはデザイン性に優れているので、今でもマッチ箱のラベルを収集している人がいるようです、私も昔はマッチを収集しているときがありました。カフェやレストランに行くと、必ずその店のマッチ箱をもらって帰りました。

 

クリスマスと言えば、クリスマスのデコレーションケーキが欠かせませんね。ご存じのように、神戸は洋菓子の街です。その神戸の街には、おいしいケーキ屋がたくさんあります。私はクリスマスの頃になると、どの店でケーキを買うか迷ったものです。

 

神戸には、全国的に有名な洋菓子メーカーがあります。その洋菓子メーカーと言えば、モロゾフユーハイム、アンテノールゴンチャロフ製菓、神戸風月堂等々ですが、それらの大手のメーカーだけでなく神戸の街にはおいしいケーキ店がたくさんあります。

 

神戸の街にはそれぞれ特色のあるケーキ店がたくさんあります。神戸の街に来ると、このようなケーキ屋さんを回って食べ比べることができます。

 

このように、神戸の街とクリスマスは昔から密接な関係がありました。今もこの時期は、神戸の街でクリスマスの様々なイベントが街中で開催されています。この時期は、神戸の街が最も輝くときです。

 

神戸の商店街では、クリスマスセールも開催されています。皆様もぜひ、クリスマスの時期に神戸の街にお越し下さい。クリスマスの時は、神戸のおいしいグルメを堪能して下さい。

 

神戸の街では、この時期は、見てよし、食べてよし、買ってよしの楽しい街になります。

皆様のご来神を心からお待ちしています。

 

2019.12.5(木曜日)午後2時30分 里山 歩樹