ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【兵庫通信】ー「鍋」

今年も師走に入って、冬本番となりました。数日前から急に寒くなりました。

例年、ルミナリエが開催される時から急に寒くなります。私は寒がりなので、冬が苦手です。これからさらに寒くなると考えるとゆううつになります。

 

これからますます寒くなりますが、寒い時期は「鍋」がよいですね。私は「鍋料理」が大好きで、冬になると、週2~3回は鍋を食べていました。鍋を食べると、体がぽっかぽかとあたたまり、寒さも忘れます。

 

私は、鍋が大好きです。鍋にもいろいろありますね。よく食べるのは「水炊き」です。季節の野菜をたくさん入れ、食べる鍋は、栄養満点です。野菜は何でもおいしいですが、私はその中でも春菊が大好きです。春菊のすこし苦みがある食感がたまりません。白菜やほうれん草もおいしいですね。

 

我が家では、普通は豚肉を入れますが、ときどき肉団子やカキ、カモの肉を入れることもあります。カモの肉を入れると、体があたたまりますね。カキもおいしいですね。ときには、カニを買ってきて、カニすきにすることもあります。

 

我が家では水炊きしたときは、ぽん酢で食べます。そこに七味を入れると体があたたまり、寒い冬でも汗が出てきます。鍋は、寒い冬には欠かせません。

 

私は湯豆腐も大好きで、よく家族で湯豆腐を食べます。湯豆腐は簡単な料理ですが、食べやすくていくらでも食べることができます。簡単な料理ですが、味は絶品ですね。日本人にうまれてよかったなーと思いますね。湯豆腐を七味の入ったぽん酢で食べるのは絶品ですよ。湯豆腐はお湯に入れるだけなのに、そのおいしさは格別ですね。日本ならではの料理ですね。

 

鍋を食べたあとは、そのだしを使って、「おじや」を作るのが習慣です。鍋のあとのおじやの味はたまりません。おじやに少しぽん酢をたらして食べる味は最高です。いくらでも食が進みます。私は何杯もおかわりをします。

 

さらに、家族が揃ったときは、よく「すき焼」をします。すき焼には、上質の肉を入れて食べます。すき焼で食べる牛肉の味はたまりません。すき焼には、やはりやわらかい和牛肉がいいですね。私は、甘辛く煮たすき焼の味が大好きです。

 

私の子供の頃は、すき焼といえば、ニワトリの肉でした。おめでたい時や、親せきが集まった時にはニワトリを一羽潰してすき焼にしました。

 

その頃は、牛肉は高価でなかなか食べられませんでした。私はニワトリの肉も好きでした。私は、ニワトリの小さなたまごが大好きでした。すき焼に入れて食べるニワトリの小さなたまごの味は絶品です。その味を今でも時々思い出します。

 

さらに、鍋と言えば、ハリハリが忘れられません。クジラの肉と水菜で食べるのが、ハリハリでした。私はなぜハリハリと言うのかよくわかりませんでしたが、水菜と一緒に食べるクジラの味はおいしくて、今でもその味は忘れられません。

 

今はクジラがとれなくなって、ハリハリが食べられなくなりました。おいしい日本ならではのハリハリの鍋が食べられなくなったことが残念です。少し苦みのある水菜で食べるクジラの鍋の味は、最高でした。

 

鍋と言えば、私が住んでいる川西地方では、よく「ボタン鍋」を食べました。なぜボタン鍋と言うかと言うと、イノシシの肉がキレイな赤い色をしており、それを盛り付けるとボタンの花のように見えるからです。それを盛り付けると、白い脂肪と混ざり合ってボタンの花のように見えるからです。

 

イノシシの肉のボタン鍋は、タレにミソをつけて食べます。イノシシの肉を食べると、体の芯からあたたまり、体の中からエネルギーがあふれてくるように感じます。

 

私の子供の頃は、我が家の近くに狩猟をする猟師さんが住んでいました。その人が山に入ってイノシシやシカ、キジ等の動物をとってきて、よくおすそ分けをしてくれました。そのとき頂いたシシ肉は、牛肉やニワトリの肉とは違いました。イノシシの肉の味は、なぜか体の中から力がわきでてきます。イノシシの肉とミソとの相性は、最高でした。

 

私が住む川西地方では、今も冬になると名物の「ボタン鍋」を食べに訪れる人が多いと聞いています。今年はイノシシが増えて、ボタン鍋にするイノシシの肉が川西の名物としてよく売れているようです。

 

皆さんは、「ボタン鍋」を食べたことがありますか?一度、川西・能勢に来て、名物の「ボタン鍋」を食べてみませんか?ミソのだしで食べるイノシシの肉の味は、絶品です。一度食べると、やみつきになりますよ。

 

川西の能勢の方では、ボタン鍋を食べてそのあと風呂に入ったり、宿泊できる施設もできています。

 

ぜひ一度、川西・能勢に「ボタン鍋」を食べにお越し下さい。

お待ちしています。

 

2019.12.6(金曜日)午前11時 里山 歩樹(藪野 正昭)