今日の朝刊を読んでいると、神戸のコーヒー会社、ＵＣＣ上島珈琲が長く販売してきた缶コーヒー「ミルクコーヒー」の茶、白、赤の３色の色彩が、特許庁に商品登録されたという記事が出ていました。
ＵＣＣ上島珈琲は、神戸に本社を置くコーヒー会社の最大手です。特に、缶コーヒーを世界ではじめて開発した企業として有名です。
１９６９年に新商品として缶コーヒー「ミルクコーヒー」が販売されました。そして、翌年開幕された大阪万博で販売されたのを機会に、３色の缶コーヒーが全国的に大人気になり、「ミルクコーヒー」は上島珈琲の看板商品となりました。
その成功と共に、ＵＣＣは、コーヒーの総合企業として、今では日本のコーヒー会社としては最大手の企業になっています。
私もコーヒーが好きで、ミルクコーヒーも大好きでよく飲みました。ＵＣＣの缶コーヒーは、駅の売店でも販売されていました。私は瓶に入ったミルクコーヒー（コーヒー牛乳）が好きでした。
寒い日は、瓶のミルクコーヒーをあたたかい湯であたためて販売していました。私はそのあたたまった瓶のミルクコーヒーをよく飲みました。
ミルクコーヒーで思い出すのは、銭湯に行ったときに飲んだ、風呂の後に瓶に入ったミルクコーヒーですね。銭湯に行くと、必ず売店で瓶入りのミルクコーヒーが売っていました。
湯上がりでのどがかわいているときに飲むつめたいミルクコーヒーの味は、格別でした。少し甘苦いミルクコーヒーの味は、今も忘れられません。
私はコーヒーが好きなので、喫茶店によく行きました。普段はホットコーヒーをブラックで飲むことが多かったですが、ときどきはミルクコーヒーを注文することがありました。当時はミルクコーヒーのことを「ミーコー」と言っていたように思います。
喫茶店の中には、ミルクコーヒーを注文すると、少し大き目のコップにミルクコーヒーを入れてくれるところがありました。ミルクコーヒーに少し砂糖を入れて飲むと、甘苦くて、口あたりのよい味がしました。
最近は、ミルクコーヒーを飲む人は、あまりいないようですね。コーヒーは苦手な人もいますが、ミルクコーヒーなら、子供でもおいしく飲めます。
ミルクコーヒーといえば、やはり、ＵＣＣの缶の「ミルクコーヒー」が一番記憶に残っています。最近では、ミルクコーヒー以外にも多くの商品が販売されています。
近年は「ブラック」のような無糖のコーヒーが主流となっているようですが、私は、缶コーヒーはやはり、昔からの上島珈琲の３色の「ミルクコーヒー」の味が忘れられません。
新聞によると、上島珈琲の３色の「ミルクコーヒー」は、これまでに累計で１５０億個も販売され、ギネスに世界記録として登録されたとのことです。上島珈琲は、神戸生まれの企業で、今も本社をポートアイランドに置いています。
私は会長とも仕事の関係でよく知っているので、今日の新聞でＵＣＣ上島珈琲の記事を読むと、うれしくなります。
神戸発の会社が開発した缶コーヒーがこれからも世界で愛飲されることを願っています。
２０１９．１２．２０．（金曜日）午後１時５０分
里山 歩樹（藪野 正昭）
