ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「仕事始め」

今日は、1月6日。仕事始めの日です。

昨年末からの9連休でした。これだけ長く正月に休んだのははじめてです。

 

正月休みが終わり、仕事始めの日は、なぜか緊張しました。また、これから仕事で忙しくするかと思うと、何となく心配になりましたね。

 

私が現役時代の仕事始めの日は、女性の職員はみんな、きれいな晴れ着姿で、髪もきれいにして、若い女性が一段とキレイに見えました。電車に乗っても、晴れ着を着ている女性が多くて、華やかでしたね。

 

ところが最近は、仕事始めの日でも、普段着が普通になりました。男性にしてみると残念ですね。今では仕事始めの日から、定時出社で、普段と同じく仕事をするのが当たり前となりました。

 

私が若い頃は、仕事始めの日は出社も自由で、みんな朝遅く出社してきました。そして、それぞれに新年のあいさつをしてから、あいさつが一通り終ると、みんな三々五々に退社しました。ほとんどは、正午の食事が終わると退社するのが普通でした。

 

私達商工会議所の職員はポートアイランドの国際展示場で開催する「新年合同祝賀会」が仕事始めでした。この新年互例会は商工会議所が中心となって、神戸、兵庫県の政官財界が一緒になって開催する新年のお祝いです。参加者は2000人近くになります。

 

今日も、午前中に開催されているはずです。この日は商工会議所職員が総出で受付や案内の仕事にかかります。

 

一番大変なのは、車で来る人が多いので、その車の案内が大きな仕事でした。外での仕事なので、寒くて大変な仕事です。主に若い職員の仕事でした。

 

新年互例会も、以前は晴れ着を着て華やかな女性がたくさんいましたが、近年はそのような華やかな晴れ着姿の女性も少なくなりました。以前とくらべると、正月らしさがなくなりました。

 

この互例会に出席すると、神戸の主だった人と会ってあいさつ回りができるので便利でした。私は広い会場の中を歩いて、新年のあいさつに回りました。普段会うことが少なかった人とも新年のあいさつをすることができました。

 

互例会では、灘の酒で鏡割りをして、その灘の酒で乾杯しました。テーブルには、アルコールでは灘の酒だけが用意してあります。つまみには、乾きものやミカン、そして寿司が少し置いてありました。私は灘の酒をおちょこに入れて飲んで、寿司をつまみました。

 

この互例会は正午過ぎには終わりますが、そのあとは、職員はそれぞれ三々五々退社しました。私は正午過ぎに退社すると、よく生田神社に初詣に行きました。そのあとは、よく清荒神にもお参りに行きました。

 

阪急の駅から清荒神まで歩くと約1時間かかりましたが、毎年行っていましたので、今年行かないと悪いことが怒るのではないかと不安になりますので、1時間の道のりを歩いて行きました。

 

清荒神から家に戻ると、夕方になっていました。これが、私の仕事始めの日の過ごし方でした。以前の仕事始めは、のんびりとしたものでした。

 

今、思うと、おおらやかな時代でしたね。

なつかしい思い出です。

 

2020.1.6.(月曜日)午後12時20分

里山 歩樹 (藪野 正昭)