ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「豆まき」

今日は節分の日。

各地では、豆まきの行事が行われて多くの人が訪れているようです。豆まきは、鬼を払って無病息災を願う行事です。

 

私はなぜ豆をまくのか、子供の頃からわからずにおりましたが、今日の新聞の記事を読んでやっとわかりました。豆まきは種まきのことのようです。

 

昔は、農業をする場合、いつの時期に種をまくかが大きな問題だったようで、そして、その種まきの時期を、人々に知らせるために、豆まきをしたようです。

 

豆まきが始まると、畑に種をまく時期だと、農家の人々に知らせる役割があったようですが、豆をまく節分の時期がくると、もうすぐ春がやってきます。春が近いことを知らせるのが節分だったようですね。今頃はじめて知りました。

 

それともうひとつ、はじめて知ったのは豆をまくとき一般には、「鬼は外、福は内」と呼びますが、地域によっては「鬼も内、福も内」と言うところがあるようですね。

 

鬼とも仲よくして、健康に暮らしましょうということのようです。いかにも日本人らしい発想ですね。

 

今、よくわからないのは、なぜイワシを食べるかです。なぜ節分の時期になるとイワシを食べるか、いまだによくわかりません。私はイワシが好きなので、節分のとき食べるイワシがおいしかったことを思い出します。

 

近年は、恵方巻を食べるようになっていますが、これも、どういう意味があるのかよくわかりません。恵方巻を、その年の恵方を向いて食べるとよいことがあると言われていますが、意味がよくわかりませんね。

 

一般では、すし業界のセールスプロモーションとして、恵方巻を節分の日に食べることを始めたようです。すし業界の思惑がわかっていても、恵方巻を食べるとよいことがあると言われると、気になって、恵方巻を食べたくなるのが日本人の人情ですね。

 

私は現役のとき、事務所にあった料理店が節分の時期になると、恵方巻の注文を取りにきたときに、仕事上のつきあいから、いつも恵方巻を何本か買って帰りました。その料理店は東京の「つきぢ田村」です。東京では有名な老舗の料理店でした。

 

さすがに有名な料理店がつくる巻きずしは、豪華でした。巻きずしは太くて重かった記憶があります。巻きずしの中には、豪華な材料が入っていました。あまり豪華なので、一人でまる1本食べることはできませんでした。

 

一本の値段もけっこう高かった記憶があります。家に持って帰ると、家族全員で、半分に切って食べました。

 

近年は、恵方巻の時は食品ロスが大きな問題になっていると聞きます。節分を祝うのはいいですが、やりすぎはよくありませんね。

 

これからは節分の意味を思い出して、静かに、豆を巻いて、いわしを食べましょう。

恵方巻も、残さないように頂きましょう。

 

 

2020.2.3.(月曜日) 午後12時15分

里山 歩樹 (藪野 正昭)