ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【神戸通信】ー「グルメシティー・神戸」

今年も、春を告げるイカナゴの漁の解禁の日が近づいてきました。

今月29日に、解禁の予定とのこと。例年より20日以上も遅い解禁となりました。

 

予想では、今年は昨年に続き、歴史的な不漁となるようです。これも暖冬の影響ですかね。

 

イカナゴくぎ煮は、神戸の人にとっては身近な食べもの。庶民の食べものでした。それが近年は、イカナゴのシンコの減少で価格が上がり、高い料理となりました。

 

私はくぎ煮が大好きで、今でもよく食べます。くぎ煮があれば、他に何もおかずがなくても、白いごはんにくぎ煮だけで何杯でも食べられます。イカナゴくぎ煮は、神戸の誇る食品ですね。

 

先日、新聞を読んでいると、神戸市では「食都」を目指していろいろな取り組みを予定しているとのことです。私はよいアイデアだと考えます。

 

神戸は、大都会ですが、農産・畜産・水産物の宝庫でもあります。食産品の出荷額は、近畿の中でも3位になると聞いています。神戸の製品出荷額のトップは、食品です。

 

従業員の人数も、トップは食品産業です。以前は、神戸の出荷額や従業員のトップは、造船などの輸送関係機器や鉄鋼がトップでしたが、その後、造船・鉄鋼が神戸からなくなって、食品産業がトップになりました。

 

神戸には酒造や洋菓子などの企業があるため、食品がトップになりました。もともと、神戸には様々な食料があります。その代表的な食製品が「神戸ビーフ」です。

 

そのほかには神戸はコーヒーの一大輸入拠点で、ネスレなどのコーヒー企業が多数立地しています。そして、神戸には、開港以来多くの外国人が住み着き、そのために世界各国の食べものを作るレストランがあります。

 

神戸の街には、和食だけでなく、フランス料理、イタリア料理、ドイツ料理、インド料理、中華料理、韓国料理、ベトナム料理などの多くの外国料理店があります。

 

このため、神戸は以前から「グルメシティー・神戸」をPRしていました。「ファッション都市宣言」をしたときからファッション都市・神戸の中核産業の一つとして、グルメシティー作りを目指して、さまざまな取り組みを進めてきました。

 

神戸市が、以前の「グルメシティー・神戸」を復活して、「食都」神戸づくりを進めるのは大賛成です。ぜひ、神戸の中核産業として、食産業を振興していってほしいですね。

 

私は「食都・神戸」に加えて、神戸を「食と花」の都市にしてもらいたいと思っています。神戸はチューリップをはじめ花産業が盛んです。

 

花産業を神戸の農業の中核産業として育てて、神戸の街を花でいっぱいにして、神戸の街を「花あふれる街」として、神戸の中心市街地に花を植えてフラワーシティーにしてほしいですね。

 

ぜひ、花産業を育てて神戸空港から内外に輸出するようにできないかと考えます。神戸を、「食と花」の都にしてはいかがでしょうか。

 

もちろん、イカナゴも神戸の食産業の一つとして、これからもくぎ煮を内外に販売してほしいです。神戸には古くからイカナゴをはじめ、海産物を活かした食産業が盛んでした。神戸は珍味メーカーが多く集積しています。

 

灘の酒をはじめとする日本酒やワインにも合う珍味産業は神戸の特徴です。

この神戸の食品産業も、内外にもっと広めていきたいですね。

 

神戸の街を「食と花」の都にしましょう。

 

 

2020.2.23.(日曜日)午後12時10分

里山 歩樹 (藪野 正昭)