ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【日常通信】ー「ふるさとの畑」

今年もいよいよ春本番です。

今日も、春らしくあたたかい日でした。今日はリハビリの日です。

 

リハビリに出かけるため、玄関の扉を開けて、外に出ると、空を見上げればどんより雲が覆っています。しかし、気温はあたたかく感じます。雨が降るかと思いましたが、幸い雨は降りませんでした。雨は、午後から降るようです。

 

春になると、雨がよく降ります。このような季節になると子供の頃によく遊んだ、我が家の裏にあった畑のことを思い出します。

 

我が家のすぐ裏には、広い畑がありました。この畑では家で食べる野菜を、すべて作っていました。春の野菜で思い出すのは、菜の花ですね。春になると広い畑一面に、菜の花が育っていました。

 

菜の花の黄色い花が、明るい陽光を受けて、輝いていました。菜の花には、もんしろちょうやもんきちょうがたくさん飛んできました。畑では、家で食べる野菜はすべて作っていました。

 

冬と春は白菜とダイコン、キャベツもたくさんとれました。家で食べるお漬物のために、とれた野菜を、大きなたるに入れてお漬物を祖母が毎年のように作っていました。

 

我が家では白菜のお漬物が、家族全員大好きで、食事のときは白菜のお漬物が欠かせませんでした。

 

ダイコンもたくさんとれました。ダイコンは小さな子供の私の足よりも太いダイコンがたくさんとれました。ダイコンもお漬物にしてよく食べました。

 

春の畑では、イチゴもとれました。私は、春になると毎日のように畑に出かけて、赤いイチゴを見つけては、家に持って帰り、水で洗ってその後食べました。我が家でとれたイチゴは、小さいですが甘い甘いイチゴでした。

 

私はまだ青いイチゴが、早く赤くならないかなと思いながら、毎日畑に行ってイチゴ畑を歩いて、赤いイチゴを探していました。

 

春の畑ではほうれん草やキャベツも育てていました。キャベツには、ちょうちょうが、卵をたくさん産むので、その卵を取るのが大変でした。

 

畑のすぐ側には、溝があり、近くの清川から水が流れてきていました。溝の中を眺めると小さな魚が群れをなして泳いでいました。

 

広い畑の周囲には、柿の木がたくさんありました。富有柿の木が5~6本、久保柿の木が3本ほどありました。春になると柿の木にも、小さなつぼみができました。

 

畑には、柿以外にも、イチジクやグミの木がありました。畑のすぐ隣には、納屋がありました。納屋の隅にはニワトリ小屋があり、ニワトリが3~5羽いました。

 

私は畑で取ってきた春の野菜をニワトリのエサとしてやりました。春の野菜をやると、ニワトリは大喜びでした。ニワトリ小屋で見つけた卵は、貴重な食料でした。

 

私の子供の頃は、我が家の畑で、そばを流れる小川から水をくんできて、畑の中の野菜に水をやるのが私の仕事でした。広い畑全部に水をやるのは大変でしたが、私はそれが楽しみでした。

 

毎日水をやりながら、野菜の成長をながめるのが楽しみでした。私は子供の頃は野菜は買うものではなくて、自宅の畑で栽培するものでした。

 

自宅の畑で作った野菜は新鮮で、水で洗うだけで生でそのまま食べることができました。畑では、サツマイモ、じゃが芋、里芋も作っていました。

 

サツマイモは美味しいおやつになりました。自宅のかまどの中で焼き芋をよく作りました。甘い焼き芋を熱い熱いと言いながらよく食べたものです。ふるさとの畑は食べ物の宝庫でした。そこにはすべての野菜が育っていました。

 

私は子供のときに、我が家の畑で野菜を栽培する楽しみを学びました。私が現役を引退した後も、我が家の畑で家庭菜園をすることを楽しみにしていました。

 

子供の頃の畑の水やりが懐かしいですね。

 

遠いなつかしい思い出です。

 

 

2020.2.25.(火曜日)午後2時

里山 歩樹(藪野 正昭)

 

 

 

2020.2.25.(火曜日)午後2時

里山 歩樹(藪野 正昭)