ひょうご☆ふるさと~風だより。

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【神戸通信】ー「神戸の学校」

神戸の学校がおかしい。

神戸の学校の現場が壊れている。

 

このところ、連日、地元神戸新聞では、神戸の学校で起こった事件について特集記事を連載している。この記事を読むと、神戸の学校がどれほど劣化しているか詳しく伝えている。

 

数年前には、中学校で女生徒がいじめで自殺したのち、校長や教育委員会の幹部が隠蔽していたことが大きな問題となった。この事件も、全国に大きく報道された。

 

そのときも、神戸の学校現場の異常さに驚いたが、その問題に結論が出ないままに、昨年は、神戸の小学校で、先生同士のいじめの問題が発生して、連日マスコミに大きく報道されて、神戸の教育現場の異常さが大きな社会問題になった。

 

この問題は、まだ結論が出ていないが、小学生を教える立場にある先生が同僚の先生と一緒になって、若い先生をいじめるなど聞いたことがない出来事で、この問題はいじめなどという生易しい事件ではなく、明らかに、悪質な暴力行為であり、集団リンチだと思う。

 

こんなことが小学校の中で白昼堂々と行われたなんて、こんな聞いたこともない不祥事事件だ。神戸の教育現場は一体どうなってしまったのかと不安になる。

 

ここ数年、神戸市行政を巡ってはいろいろな不祥事が続発して、マスコミでも、連日大きく報道され、神戸のイメージダウンにつながった。

 

神戸は以前は、全国の都市の中でも、最も進んだ都市として注目されてきました。

 

ところが、震災後は、神戸市行政の問題が、次々と明らかになって、神戸の以前のイメージは、著しく低下しましたが、この度の小学校の先生同士の暴力事件は、神戸のイメージ悪化にさらに拍車をかけた。

 

神戸市のような教育現場の劣化は、他の都市には見受けられないほどひどいものである。これでは、親は子供を神戸の学校に通わせたくなくなる。神戸の街には住みたくなくなる。

 

神戸市では今、人口減が大きな問題になっている。その中でも、特に若い人の人口が減っているのが大きな問題になっている。若い人がどんどん神戸から逃げ出しているのが現状だ。

 

しかし、この度の小学校の事例を見ると、若者が神戸から減少するのも、無理はないと思われる。神戸の学校現場の乱れを見たら、どの親でも、子供を神戸の学校に行かせたくないと思うのも、当然だ。

 

神戸市は震災によって、道路やビルなどのハードが壊滅して、その復旧復興に取り組んできたが、ハードだけではなく、震災で、精神面も破壊されたのだろうか。

 

かつての神戸のオープンな精神的な環境も震災で失われたのだろうか。

 

神戸市は今、三宮の都心をはじめ、街の再開発に巨額を投じて取り組んでいるが、肝心の教育現場がこのような状況ではたとえ街の再開発が進んでも、人口減少は止まらないだろう。都市づくりで一番大切なのは人づくりです。

 

そして、人づくりで最も重要となるのが教育です。その最も根本の教育環境が、今のように崩壊していては、神戸の街に、未来はありません。

 

神戸市は、もう一度根本から教育環境を見直し、若い人が神戸に住み、子供を育てたくなる教育環境を整備することに、全力で取り組むべきだと考えます。

 

優れた教育が行われている街には、自然と人が集まり、街も活性化することでしょう。重要なのは、ビルなどのハードだけではなく教育と、人づくりです。

 

神戸市はこのことにもっと早く気が付いて、早急に抜本的に立て直すことが何よりも求められます。

 

最後にもう一度言います。

 

街づくりは人づくり。

人づくりの基本は教育です。

 

神戸を、教育の街にしましょう!

 

 

2020.2.26.(水曜日)午前11時20分

里山 歩樹(藪野 正昭)