ひょうご☆ふるさと~風だより。

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神戸の産業振興と経済活性化に40年以上尽くした経験を活かし、
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【神戸通信】ー「神戸はじめ物語」

今日はリハビリの日でした。

少し、曇り空でしたが、ポラリスに行くときは晴れて、青空が見えました。ポラリスに行くと、話題は新型コロナ肺炎のことばかりです。

 

お年寄りが多いですが、お年寄りは新型肺炎のことが気になって仕方がないと言っておられました。新型コロナ肺炎のことは、今では最大の関心事です。

 

テレビを観ていても、新型肺炎のニュースばかりです。そのため私は、今日はマスクをつけて出かけました。ポラリスに行っても、スタッフの方もマスクをつけておられる人が多かったように思いました。

 

リハビリに来ている人にも、マスクをつけておられる人がいました。私はマスクをつけるのは、新型コロナウイルス阻止のためだけでなく、花粉阻止です。今日は特に、花粉が多く飛んでいるように感じました。

 

リハビリ中にも、ティッシュで鼻を何回も拭いていました。それにしても、新型コロナのことが気になりますね。このままいけばオリンピックにも影響が出ないか心配です。

 

ところで、今日は神戸のはじめ物語の話をします。神戸は神戸港開港で、海外の文化が入ってくる都市として発展しました。そのために、神戸には日本はじめてのことがたくさんあります。

 

たとえば公園ですが、神戸には都心のまん中に東遊園地があります。それと、六甲山の布引の滝の周りには公園が整備されています。どちらも日本で最初の公園です。

 

公園という言葉がない時代に、外国人に向けて、近代的公園が我が国ではじめて整備されました。東遊園地は今でも神戸を代表する公園です。年末の光のイベント「神戸ルミナリエ」の会場となっているので有名です。

 

それと布引の滝は、新幹線の新神戸駅から歩いて行ける滝として有名です。布引の滝から流れる水は、「神戸ウォーター」として、世界的に有名です。

 

海外の船が長い航海をするときに、神戸港に寄港して、「神戸ウォーター」を飲み物として、大量に船に持って帰りました。「神戸ウォーター」は赤道を渡ってもくさらない水として世界的によく知られていました。

 

神戸ではじめておこなわれたものとしては、六甲山に開発された日本はじめてのゴルフ場があります。六甲山は、外国人が開発した山で、避暑地として開発されました。

 

スポーツでも、神戸がはじめてのスポーツがあります。マラソンもそのひとつです。マラソン以外にも、サッカーもあります。神戸は、日本で最初におこなわれたものがたくさんあります。

 

ファッションでは、洋服も神戸が発祥の地です。外国人向けに、神戸ではじめて日本人のテーラーが店を開きました。女性のパーマも神戸がはじめてでした。

 

神戸で有名なスイーツも、神戸で外国人が始めた洋菓子が原点です。コーヒーをカフェではじめて売ったのも、神戸の元町の店でした。そのカフェは今も、元町商店街の中にあります。

 

音楽でも、ジャズも神戸ではじめて演奏されました。映画も神戸ではじめて上映されました。このように、神戸では生活文化や街づくりで全国はじめてのことが多数あります。

 

神戸は開港以来、日本の先頭を歩む進んだ都市でした。神戸は日本でもっとも時代の先頭を走ってきた近代的な都市でした。神戸の都市は全国の都市から目標にされる先進的な都市でした。

 

ところが震災以降、神戸は、時代から取り残された都市になりつつあります。産業でも新しい産業が生まれなくなりました。

 

街づくりも、全国の都市にくらべると遅れるようになりました。このままでは神戸の都市の未来が心配になります。

 

神戸がかつての進取の精神を取り戻して、かつてのような、さまざまなことを全国に先駆けて取り組んでいく都市になってもらいたいと思います。

 

何よりも、神戸に新しい産業を生み出すことが重要です。

 

 

2020.2.27.(木曜日)午後1時20分

里山 歩樹 (藪野 正昭)