コロナ感染が一向に収まりません。
イベントなどの自粛要請が3月19日まで続くことになりました。大好きなプロ野球も、サッカーも、無観客試合になりました。
今年の春は寂しいスポーツの春になってしまいました。これもやむ得ないですね。コロナ感染者が全国に広がっています。世界各国でもコロナ感染者が爆発的に広がっています。
恐れていたパンデミックに発展しています。このままでは、夏の東京オリンピックも開催できなくなることも考えられます。
私はこの際、東京オリンピックは、一年延期することを早く決めたほうがよいと考えます。
今日は東日本大震災から9年目の日にあります。新聞報道を見ると東北の復興も、道半ばのようです。東北の復興もこれからが正念場ですね。
問題はハードの復興が進んでも、人や産業が戻ってこないことです。人が元通りに戻ってくるには、まだまだ時間がかかりそうです。
来年は、東日本大震災から10年目になります。復興オリンピックである東京オリンピックも、この際1年延期して、大震災10年目に開催したらどうでしょうかね。
そうすれば本当に復興オリンピックになると思います。我が国は、今は、コロナリスクへの対応に全力で取り組むべきだと考えますね。
ところで、神戸のブランド力のことですが、神戸は阪神淡路大震災から25年になりますが、その期間中に、神戸がかつて持っていたブランド力が著しく低下しました。
かつて神戸は、日本の都市でも、訪れたい都市、住みたい都市としてトップを走っていました。
「神戸」という名前からは、国際的でエキゾチック、ハイカラで、おしゃれな街。街並みがきれいな街。ファッションの街。スイーツの街など言われて、神戸の街は強いブランド力を持っていました。
商品にも、「神戸」の名前をつけるとよく売れると言われていました。そのため、いろんな商品に神戸という名前がつけられたことがありました。その例が神戸コロッケや神戸プリンなどです。
大学でも、神戸の名前をつける大学が多くありました。神戸の名前をつけると受験者が増えると言われていました。
ところが、震災後はその神戸のブランド力に陰りが見えてきました。
かつては神戸は日本の都市の中でもっとも魅力のある街と言われていましたが、最近のあるシンクタンクの調査では、日本の都市で一番人気があるのは、一位が京都、二位が福岡市、三位が大阪市で、神戸は六位でした。
神戸はかつての輝きがなくなってきています。その最大の要因は、震災で神戸の街から、人や企業が流出していたことです。特に、若い人が神戸から出ていきました。
若い人が出て行く都市には、将来はありません。神戸のブランド力をもう一度高めるためには、若い人が神戸の街に戻ってくるようにすることが何よりも重要です。
そして、神戸が持っている都市と自然が一体となった優れた住環境や、きれいな街並みを一段と充実したものに磨きをかけていくことが求められます。
神戸も今年の25年を新たな出発の年として、神戸のブランド力を世界に通用するように高めることが期待されます。
行政も、経済界も、一体となって神戸のブランド力を強化するよう心から願います。
「神戸ブランドを、世界に発信しましょう!」
2020.3.11.(水曜日)午後11時
里山 歩樹 (藪野 正昭)